ゴールにわかる「人生とは」
長旅は、ぼくの憧れだ。だが実際、旅はせいぜい二泊。日帰りも多い。以前在籍していた会社での研修旅行があって、それが一週間ぐらいで、一番長い。海外に行ったのもそれが初めてだった。
長旅ができない理由は多数ある。仕事を長期で休めないなどがあるが、憧れてはいるけど性に合わない、これがほんとうの理由だろう。
近場で何度も行ける場所があり、車でドライブして遠いところでも数日あれば帰ってこれる。たぶん地元が好きなんだろう。ぼくの住む近畿地方は見所も多いので、行く場所に困らない。しかも日帰りで、まあ一、二泊で行ける。
だけど、研修旅行でアメリカに行かせてもらったのは、大きな出来事だった。行程の資料をなくしたので、もう頭の記憶しかない。シカゴの美術館、スターバックス初体験、ラスベガスのカジノでのスロットのジャンクポット、これが三大記憶になる。研修旅行なのに、仕事のことはあまり記憶がない。
シカゴがめっきり好きになったのか、R&Bやジャズを好むようになった。スターバックスを本土で体験してから、そのファンになった。25セントのスロットでBARが揃ったのが博打運の最後で、その後数年で辞められた。ぼくにとっては大きな出来事だった。
アメリカに行ったのが36歳。遅い初渡航であったが、それでも若いうちに行けたのはよかった。分別のつく大人だったのも幸運だった。
タイミングがそうさせたのだと思う。これも縁なんだろうなと思う。
いろいろな旅の形はあると思う。伴侶と進む旅、子供と成長する旅、これらも旅だろう。一人で人生を重ねる旅もまたオツなものだ。
ゴールは誰でも全員が同じところに行き着く。その途中経過に、楽しみや悲しみや苦しみそして喜びがある。
数々の経験が人生を作っている、ただそれだけなのだ。
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