見出し画像

ちょっとした驚きが欲しい。

いつの日からか、丼物の丼に蓋がつかなくなった。あの蓋を開けた時の見た目と香りが子供心に楽しみだった。天丼の海老の尻尾が蓋の端からちょこんと出ている姿を見たい。蓋を開けた時、親子丼の半熟になっている卵の姿を見たい。

蓋つきの丼は容姿がいい。蓋にとても価値がある。

身も蓋もないのがどうしようもないのと同じぐらい、蓋のない丼は物足りない。

#エッセイ #日記 #丼  


読んでいただいてありがとうございます。 サポートいただけるとほんとうに嬉しいです。 記事作りの役に立てたいと思います。