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読書記録📚常識のない喫茶店



プロローグ冒頭、「ある日、嫌いな常連の訃報を聞いたとき爆笑した」で、
不謹慎ながら、ああ、これ好きなやつやと確信した。


本屋でよく見かけていたけどまさかお仕事エッセイだったとは。
好みすぎた。

表紙もかわいいね


著者が従業員として働く喫茶店での話。
たびたび出没する厄介な客に
真っ向勝負してみたり、スルースキルを決め込んだり
木っ端微塵にしてしまう(イメージ)のが新しくておもしれえの。


同僚との雑談もユーモアがあって楽しい。
そして、かわいい。

接客業の経験があれば
終始「わかる!」、「それな!」が止まらん。

「お金を払っているから何をしても許されると思っている人には絶対に来ないでほしい。」
に救われる。んだんだ。

このお店には独自のルールがあって
不快なことや許せない行為があれば「もう来ないでください」と出禁にする。
爽快すぎる。
何度このセリフを飲み込んだか、、

たいして来ない客の言う「いつもの」は失礼すぎる。それな。

んなもん、知るか!

ノーと言える勇気を持つこと、
身近なところから声を上げること、
大切だけど忘れてしまいがちだよなあ。

あと、マスターが個性的すぎる。
(ノーゲスの瞬間を見計らって
ここぞとばかりに自分の好きなCDを爆音で流したエピがお気に入り。


そういえば、以前カフェで般若心境と南無妙法蓮華経を流したことを思い出す。故意ではない。


登場人物の同僚もみんな素敵すぎる。

一緒に働いてみたいし、ついていきたい。


そして、この喫茶店は実在する。


まだまだ書き足りないくらいハマった。


おしまい。


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