まだ絶望するな
大阪を含む関西圏の緊急事態宣言が解けました。
5月6日以降、宣言が延長となっていましたが僕のお店は一足先に営業再開。
補償なしの自粛要請は聞かねーよ、ってのですね
昨日の記事
飲食店にとってはこわーい数字が出ました。
調査対象者に、緊急事態宣言解除後の外食頻度について尋ねたところ、「「緊急事態宣言解除前より減る」が46%、「緊急事態宣言解除前より少し減る」が24%で、全体の70%を占めたという。
さっさと営業再開をして2週間経ち個人的な印象ですがまさに上記の記事のような印象を受けました。
たった一ヶ月で人の行動様式はこんなにも変わってしまうのか、と。
僕のお店に関しても営業再開してすぐにお客さんは戻ってきた印象はありました。が。
それはお客さんからしても今までずっと外出自粛を続けてきて久しぶりに外に出ていける、誰かに会える喜びは大いにあったのだと思います。でも同時にこの一ヶ月間で、
"割とずっと家にいてもいけんじゃん"
ってことに気づき始めたのだろうと思います。
サラリーマンであれば週に2,3回以上のみに行くのが当たり前だった人たちも、家で過ごす楽しみを覚え、更に上司との余計な飲みを断る口実もできました。
寂しがりやな一人暮らしの人間もライブチャット上の自分だけのアイドルにコメントを投げかけて読んでもらえる喜びを味わえるようになり、更に僕でいうと、家族との時間の大切さを再認識することができるなど、
ここ2週間改めてギャラリーとBARをともに開けていて思ったこと。
"なかかなリアル店舗のハードルが上がってしまったなーと痛感しています"
居酒屋やBARのライバルは同業種ではなく、画面の向こうのユーチューバーやライバーであり、
ギャラリーのライバルはネットフリックスや充実したオンライン上のコンテンツになるのかもしれない。
友人とお茶をしたり飲みに行ったりした日常が特別なハレの日の出来事になる。ウィズコロナの時代ではまだもう少しこの状況は続くのだろうと思います。加えて足下の大不況で世の中はますます一歩先もわからなくなっています。
クラウドファンディングはある意味で信用を換金できるシステムです。どれだけ魅力的なリターンがあれど"日頃のおこない"がリアルに現金化されます(全部のクラファンがそうじゃないが)
しかしコロナ禍により多くの人が積み上げてきた信用を換金し、現金を得て4月5月を乗り切ろうとしていましたが、いよいよ支援疲れという言葉もピークを迎えるかという中で、飲食店の今後70%人出減という絶望的なデータも出てきました。
多分、飲食店に限らず多くの業種が来年中頃まで業績低下に苦しむのだろうと思います。
と、煽りすぎましたが、
今できることは無闇に目先の現金を追い求めず、しかし、皆んなが皆んな死なないように仕事や暮らしを守り(その為にはクラファンでもなんでもするべき)、コンテンツを作り発信し続けることなのかなーと思います。
(言ってること矛盾しているかも知んないけど無闇やたらに現金を追いかけるのと死なない為にクラファンで支援を募るのは別です。せっかくブランディングしてきたタピオカ屋が店先でマスクを打ってたりするのは得策ではないです)
成功する為の手段や方法や答えのほぼ全てがweb上にあふれています。
Youtuberになる方法、億万長者になる方法、女性にモテるためのたった一つの方法などなど.....
多分、コロナ禍においての答えももう既に出ている人の中では出ているのでしょうけれどこれほどタイムリーに毎週毎週状況が変わる日々の中で今現在の答えと、一ヶ月先に出ている答えがおそらく違っていることは明らかで、
ただ、だからと言って刻々と状況が変わる中でもひたすらバッターボックスに立ち続けるのか、
今はじっくり自体が収まるのを静観しながら体力を蓄えておくのかどうかは本人次第。
何が言いたいかというと緊急事態宣言が解けたからと言ってまだまだ厳しい状態は続くようですが乗り越えられないことなどないということかな。
絶望するのはまだ早い。何かが生まれるのは今からだ。
必ず乗り越えましょうね。できる。
大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。