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トマト日誌 2024年6月10日

晴れのち曇り

◆畑徒然草
 今日は朝から気分が優れません。理由はこれ。

 鳥どもは飽きもせずに僕の軽トラの上でばかり糞をしていっていて、白いから便器かなにかと勘違いしているのかもしれません。
 そんな鳥に恨みを買うようなことをした覚えはないのですが、全く腹立たしい限りです。

 農場につくや、ホースを引っ張り出してきてバシャバシャと水で洗って、転がっていた布で擦って、やっと綺麗になったのでスッキリすることができました。
 そして鳥どもをいつか撃ち落として、必ずや焼き鳥にして食ってやろうと決意を固くしたのでした。

◆お仕事
 今日のお仕事はトマトの種まきです。夏に植える苗を1800株分作ります。

 小さくて見えづらいですが長方形のトレーにのっているゴマみたいなつぶつぶがトマトの種です。
 ゴマみたいとは言いましたが、もっとはるかに高級品で、一粒50円もするのでこのトレーに乗っている分だけで5000円します。
 突然強風が吹いて、この小さな種がブワッと飛ばされたらと思うとゾッとするでしょう。農家の怪談あるあるですね。
 この小さな種を格子状に四角く区分けされた土の表面に一粒ずつまいていきます。

 大雑把な性格の僕にとってはひじょうに肩のこる作業です。
 そしてなんとか、突然の突風に襲われることなく、無事に種をまき終えることができました。3〜5日後には発芽して、ぴょこりと可愛い双葉を見せてくれることでしょう。
 楽しみです。


 そしてこの種をまいていた木の机は僕のつくったものでして、トマト農家を始めてすぐの頃に種まき用に作ったものです。

 意外と頑丈に作れていて、10年経った今でもしゃんとたっています。
 最後の最後で面倒くさくなってしまい、天板を固定せずに終わってしまっているのでカタカタ動くのですが、意外とこれが便利で砂がこぼれていても、板をサッと傾けて下に落としてしまえるのです。

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