はら(CHEWY編集長)

自分を高めたい人を応援するメディア『CHEWY(チューイ)』の編集者。色んな方にキャリ…

はら(CHEWY編集長)

自分を高めたい人を応援するメディア『CHEWY(チューイ)』の編集者。色んな方にキャリアについてインタビューしてきました。令和時代の「働く」意味を探求してます。ブラックモンブランが好き。https://twitter.com/chewy_hara

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18年間勤めた会社を退職して海外へ!大きく価値観が変わった私の転職体験談

こんにちは。私は夫の駐在勤務がきっかけで、新卒から18年間働き続けた大手電機メーカーを2019年の8月に退職し、現在はイギリスのロンドンで働いています。 初めての海外就職。ずっと同じ会社で働いていた私の価値観は大きく変わりました。 新卒で大手電機メーカーに入社 大学を卒業後、大手の電機メーカーに入社をしました。この会社を最初に受けたきっかけは、父に推薦されたからです。 その頃はまだ大企業に勤めることが成功だといわれていた時代だったので、父は私にどうしても大企業に入社して

    • お客様から「よかったよ」も響かない。転職の先に見つけた大事なものとは?

      私は外資系広告代理店での人事アシスタント職に転職しました。私は仕事が好きで、気づけばついつい一生懸命になってしまうタイプ。仕事に対するやりがいや喜びを感じる一方で、自分をおざなりにする場面も多々ありました。 転職を経て「仕事のために生きる」のではなく「私自身の一部に仕事がある」というワークライフバランスにシフトしました。楽しく仕事をしながら自分の時間もきちんと確保できる、そんな私の転職体験をご紹介します。 夢中で働いたホテルでのベルサービス 前々職では、ホテルでベルサー

      • 泥臭い新規法人営業からの転身。リモートで行う広告バナー運用がいま最高におもしろい

        私は株式会社teamgateというスタートアップに近い10人規模の会社で、SNSを用いた企業のフランチャイズ広告運用を行っている井上博人です。 誰もが知っているであろう某大手人材系企業の新規法人営業から、第二新卒として短期間の転職というリスクを冒してまで、いまの会社に身を置くようになった経緯をお話しします。 大学卒業後、法人営業がやりたくて求人広告の世界へ 実家が千葉県佐倉市だったこともあり、地元の敬愛大学(千葉市稲毛区)で経済学を専攻。 就職活動では、対人関係の仕事を

        • 何歳になっても考えるより行動。40代の転職で自分の可能性を広げられた

          会社との契約が満了。これからどうしよう? 「直接雇用が可能の会社だから社員になれるチャンスもありますよ」 仕事内容は、関西地方にあるオフィスチェアの製作工場の製造ラインに入っての部品の組み立て。またフォークリフトを扱って資材の運搬を担うことも。 34歳のとき、お世話になっていた派遣会社から紹介していただき、安定して働けそうだと興味を持ち入社しました。 直接雇用での採用ではありましたが、正社員ではなく契約社員としての採用でした。 正社員になりたいとは思えない環境だった

        18年間勤めた会社を退職して海外へ!大きく価値観が変わった私の転職体験談

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        • 転職エントリ
          9本
        • 2回目のスタートライン☆
          10本
        • シングルマザーみやの”前進を優先する”転職論
          3本

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          同じ営業職にも異なる魅力を発見~元専門商社の営業マンが語る転職秘話~

          2020年2月に転職し、IT系企業の営業をしているきゃすです。 前職も同じ営業職だったのですが「なぜ転職したのか」、これまでのキャリアや背景を踏まえながらお話ししようと思います。 大卒後入社したのは環境分野の専門商社 前職では、環境分野の商材を取り扱う専門商社に営業職として約3年半勤めていました。環境分野を扱っているので社会貢献につながる仕事で、企業の規模も大きく安定していると思い、その企業を選びました。 近年では、CO2の増加や地球温暖化の問題が世界各国で取り上げられ

          同じ営業職にも異なる魅力を発見~元専門商社の営業マンが語る転職秘話~

          途上国の力になりたいという想いで一歩ずつ

          こんにちは。私は国際協力機構(以下、JICA)でタンザニアの企画調査員に従事予定の福田健児と申します。 2020年4月からJICAで働く予定だったもののコロナの影響でタンザニアに渡航できていない状況ですが、この仕事を選んだ理由やこの仕事にいきつくまでの足跡をお話できればと思います。 子供の頃に感じた「かわいそう」 通っていた小学校では毎年、余った文房具をカンボジアの小学校に無償で寄付していて、私もその慈善事業に携わりました。 カンボジアは日本と同じ小中高6・3・3制の義

          途上国の力になりたいという想いで一歩ずつ

          【短編小説】2回目のスタートライン☆最終話

          エピローグ アキの気持ち ああ、驚いた。マサトったらとんでもないことを言い出すんだもん。 詳しく聞いたら、カスミに焚きつけられたようだし、タクミまで賛成したっていうんだから、みんなどうかしてる。 2人きりで話したいって言うから、ちょっとドキっとしたし、チエなんか「恋バナか恋バナか」と大騒ぎだったけど、マサトの話はそんなもんじゃなかった。 まさかの「オレ、独立しようかと思う」発言だった。 で、どうして私に声がかかるかと言うと、私が企業の企画部にいるからだろう。 販促戦

          【短編小説】2回目のスタートライン☆最終話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第9話

          チエの場合②~いろいろな幸せの形 トラブル? 「す、すみません。シバサキさんは今日、お休みなんです…」 無期雇用派遣社員として派遣された営業部。 サポート役のシバサキさんがお休みの時に限って、突発的なトラブル発生! どうしよ、ヤバくない? どうやら前から依頼されていた書類があって、取引先の都合で約束していた日よりも早く必要になったらしい。 …って、今日中にほしいってこと? え、ムリムリ。だって、シバサキさんお休みだし。 「どうしようかな。困ったな、今日中にほしいっ

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第9話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第8話

          チエの場合① 女の友情? あ~あ。もうやってらんないよ。 結局、飲み会の勢いであの二人に強引に申し込みさせられちゃった、無期雇用派遣サービスの。 そしたら、書類選考に通っちゃってさ。これから説明会ってワケ。 だいたい勝手すぎるじゃん。別に本気で働きたくないんだし。友情の押し売りじゃん、好意の押し付けじゃん。 あ、いちおう自己紹介しとくね。私、チエ。 特技は笑顔。趣味は買い物とネイル。あと、カフェ巡りも好き♡ 仕事? 今はいちおう(あ、口ぐせみたいになっちゃった

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第8話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第7話

          マサトの場合② 自己開示 「マサトおまたせ~。」 陽気な声でタクミが到着した。 まったく、こちらはお前が気を遣って席を外したと聞いたばかりなんだよ。「おまたせ」は白々しすぎて、俺は思わずそっぽを向いた。 カスミはあいかわらず、シレっと「遅いじゃない」などと返している。 「じゃあ、3人そろったところで、恋バナでもする?」 「『乾杯する?』みたいな勢いで言うなよ。で、タクミ、仕事辞めたんだって?」 俺はカスミの奇想天外な提案をいなして、タクミに向き直った。 「あ

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第7話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第6話

          マサトの場合① 密かな想い …どうして、タクミまで来ることになってんだ? 俺はカスミと二人きりで話をしたかっただけなのに。 タクミがぶっ倒れたって知ったのは、徹夜明けでやっと会社の仮眠室に入った時だった。 カスミは俺たちグループのメンバーに片っ端から連絡を入れていたらしい。 グループLINEで「タクミが倒れた。実家の連絡先、だれかおしえて!」 そして、深夜に俺あての不在着信が3件。 出られるわけがない。わが社恒例のサービス残業中だったんだ。 きっと、他のヤツが

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第6話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第5話

          タクミの場合②~道はひとつじゃない 人生のひと休み 「タクミはまじめで優しすぎるのが良くないの。まずは、余計なことを考えずに、心と体をしっかり休めて。」 僕は看護師である友人のカスミの助言を想い返して、余った時間を気負わずに、でも有効に使うことにした。 仕事や上司、同僚が合わず、精神的にも肉体的にも追い詰められていた。 誰にも相談できず、心は悲鳴を上げていたのに、自分では気づかず、危うく命を落とすところだった。 それでも、運が良かったと思う。 車道に倒れたにもか

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第5話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第4話

          タクミの場合① 疲れと緩やかな絶望 あの時、別に自動車に轢かれるつもりはなかった。だけど、気が付いたら僕は、赤信号にもかかわらず横断歩道にフラフラと足を踏み入れていたんだ。 クラクションとブレーキの音が響いて、ヘッドライトに照らされて…「あ、ヤバイな」って思ったけど、もう面倒くさくなって…。 クラクションがファンファーレに、ヘッドライトがスポットライトに思えて、ちょっと他人事みたいに笑えた。 いつもは目立たない僕だけど、最後に注目浴びてるって思えて。 なんか気持ち

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第4話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第3話

          アキの場合②~歩き出すと見えるもの はじめての転職活動 「…では、当サービスを利用しようと思ったきっかけはありますか?」 「ネットで調べて…、今の会社の働き方がちょっと疑問だったので、とりあえず相談だけしたくて…」 「分かりました。初めての転職なら、まずは情報収集したいですよね」 「転職した方がいいかどうかもまだ、決まっていないんです」 「いいんですよ、ゆっくり決めましょうね」 高い天井、明るい照明。 目の前にはいわゆる「キャリアコンサルタント」の女性。 ここ

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第3話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第2話

          アキの場合① 再会 夜の繁華街、私と同じくらいの年代のグループが楽し気に行き交う。目指す店は学生時代に仲間と遊び歩いたエリアにあった。 今日は、高校時代に仲の良かったグループが集まる日だ。 私は二年くらい会わなかったが、グループの中でもっともマメなチエが声をかけ、定期的に会っているらしい。 安っぽい格子戸を開けて、店内に足を踏み入れると、店員さんの「いらっしゃい」の掛け声と同時に、甲高い声が私を呼んだ。 「アキ~! こっち、こっち!」 2年も会わなかったのに、まっ

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第2話

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第1話

          プロローグ~別れと再会の時 突然の別れ 私の目の前にいるこの男はいったい誰だろう。 ちょっと茶色がかった優し気な瞳、その色に合わせたように染めたゆるいウェーブ付きの髪。 この2年間ほど、一番近くで見続け、見慣れた彼の姿が、まるで他人のように見えた。 「だから、もう終わりにしたいんだよ、アキ。君には悪いけど」 私が何も反応しないから、彼はちょっといらだったように少し大きな声を出した。 仕事帰りに待ち合わせをしたカフェ店内。それほどうるさくもないから、聞こえなかったわ

          【短編小説】2回目のスタートライン☆第1話