怒りの裏にあるものは。
年末年始の忙しさにかまけて、全くnoteを書けていなかった。新年早々色々なことがあったけど、もう半月も経ったことに驚愕します。
2024年最初のnoteには相応しくない気がしますが『怒りの裏にあるもの』というテーマで、転職をしたい私の立場も踏まえて、しばしば考えることについて述べたいと思います。
いきなりですが、冨樫先生の漫画ハンターハンターの中で、特に印象に残っているセリフなどはありますか?
私は次のセリフが特に印象に残っています。
主人公ゴンと行動を共にする二人が、互いの言葉に怒り、決闘をすることになり、それを止めようとした人物に発した言葉で、ミトさんに教えてもらった言葉です。
「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」。ミトおばさんが教えてくれたオレの好きな言葉なんだ。オレには、2人が怒っている理由はとても大切なことだと思えるんだ。
この一連のやり取りを初めて読んだ時に、何かに対して怒りの感情が芽生えた時、その裏には、自分にとって大切な譲れないものがあるのかもしれないととハッとしたことを思い出します。
そしてもうひとつ、著書名が全然思い出せない(本ですらないかも)のですが、その転職関連本には確かこのようなニュアンスのことが書いてありました。
仕事や日常生活において、何かしらのサービスなどに触れた際に、怒り、苛立ち、イライラを強く感じた場合、もしかしたらそこに仕事の適性があるのかもしれない。なぜなら、自分だったらもっとよくできるのに!という自信の現れである可能性があるから。
怒りの裏には、何かしら大切にしていること、強い想い、自信が隠れているのかもしれない。それは転職を考えるうえで参考になるだろう、ということで、普段何に対して、特に怒りを感じるのか考えると、いつも思い出すが次のとおりなのですが…
・webサービスやサブスクなどに新規登録する際に設定するパスワード、その最低条件が
「英字+数字」
「英字+数字+記号」
「英語+数字+記号 注)英語は大文字を含む」
のうち一番後者のパターンだったとき
・久しぶりにログインするwebサービスやアプリのログイン画面で、思いつく限りのパスワードを入力してもログインできないとき
・webサービスやサブスクを解約する際に、解約画面まで辿り着けない、または、辿り着けないようにあえてぐるぐる画面遷移させられていると感じるとき
振り返ってみると、webサービスやサブスクにおける、利用前、利用中、利用後のそれぞれにおける体験なんですよね。UXなんです。
UX(User experience:ユーザーエクスペリエンス)とは、サービスや製品を利用することで得られる体験。
UI( User interface:ユーザーインターフェース)は、サービスや製品とユーザーをつなげる接点。
本当に些細なことに怒りを感じているなぁと。パスワードに関してはセキュリティ上の都合ですし、自分がもっとちゃんも管理すればいいだけなので。とはいえ、この3つのいずれかに出会したときに負のエネルギーが増大するのは間違いないです。
これらの状況に遭遇するといつも思うのは、自分だったらもっと使いやすくできる、もっとこうしたい!という根拠のない自信と人並み以上にはあるだろう強い想いです。
やっぱりUXに関わる仕事をしたいなぁと、しみじみ思う瞬間でもあります。
怒りの裏にあるものに、なにかを変えるためのヒントが隠れているかもしれません。
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