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白黒つけたいボクらがグレーで生きていくと決めたとしたら

快晴か雨か。熱いか冷たいか。好きか無関心か。有りか無しか。

物事を決めるときや悩みを解決しようとするとき、
わたしは無意識に極端な思考へ辿り着く。

いま持っている不安を解消するために最適な行動は?」

不安を解消することにフォーカスすると、
不安そのものがじぶんの中の「毒」となり、
一刻も早く取り除かないと、心が侵食されていっている感覚に陥る。

物理的に距離を取ったり、習慣や環境を変えてみたり、
不安の根源との関わりを絶ったり、と方法がさまざまだった。

そういったやり方に慣れていくと、
極端な思考、行動のほうが楽になってくる。
うやむやに、ほどほどにするのが1番苦しいのだ。

しかし、時として、
白黒はっきりとつけられない問題にぶち当たることもある。

どうしても手放せない大事なものがふたつあって、
そのふたつが相反するものだったり、ね。

相容れないふたつものを欲しがったときに、
選択肢はいくつあるだろうか。

ひとつをえらんで、もう一方を手放す。

もう一方をえらんで、ひとつを手放す。

どちらも選ばない。

どちらも選んで、どちらも逃す。

どちらも選び抜く。

相容れないものなのだから、ひとつを選ぶことが1番楽なのかもしれない。

でも、理屈では選べないときには、ふたつを選び抜く覚悟を決めよう。

相反するものを極端な思考でどちらに寄せようとも折り合いがつくわけがない。

こうなったら曖昧にして騙し騙しやっていくしかないのだ。
1番苦手で、不安が残る方法。でもこの不安と生きていくと決めた。

我慢することもあれば、我慢できないこともある。

許せるものもあれば、許せないものもある。

自ら歩み寄れることもあれば、受け入れられないこともある。

その時その時で寄せられるほうへ寄せて、柔らかく生きていこう。



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