見出し画像

母娘で精神統一 6月12日

娘が「今日食べたいものがある」と唐突に言った。

「餃子が食べたい。私も包みたい」


買い物に行った。
前回買った餃子用カット野菜は売り切れていた。
家の冷凍庫に白菜があるし、冷蔵庫にはニラが半分残っている。
ひき肉と海老を買っていけばできるじゃない。
餃子の皮は前回の倍、50枚入を買った。

タネを用意して娘と向かいあって座り、二人で黙々と餃子を包んだ。
自宅では息子と包んでいた。娘とは久しぶり。
包む、それは精神統一である。

さすがに50個は食べられないので、今夜の分以外はすぐに冷凍庫へ。

自宅ではホットプレートで焼いていた。
今の家にはないのでフライパンで焼く。
丸くぎっしり並べて焼いた。
大きなお皿を被せ、フライパンをひっくり返す。
うまくお皿にのってくれた。

わたしはポン酢と豆板醤をつけて食べるのが好きだ。
白菜が漬物のような食感になってしまったが、味はいつも通り。

餃子、ごはん、餃子、ごはん……
二人とも部活を終えた男子生徒みたいな食べっぷりだった。

目に力がなかった娘、食べたらいい顔になった。
食は力なり。

いいなと思ったら応援しよう!

小笠原ゆき
サポートしていただけたら嬉しいです。感謝の気持ちを記事でお返しできるよう、いっぱい本を読みたいです。本の購入に使わせていただきます。よろしくお願いします。