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日洋展と『怪物』。多量インプット6月7日

10年来のお付き合いがあるご夫妻と先日お茶をして、奥さまが毎年出展されている日洋展の招待券をいただいた。
乃木坂駅直結の国立新美術館、今はルーブルの展示会が開催中で、会場には長い列ができていた。

日洋展は2階と3階で展示されている。
写真もOKということで、一緒に行った娘は興味がある絵や好きな絵を撮りながらゆっくり進む。

入口付近に目をひく絵画が。
SOMPO美術館賞という札がついたその絵の作者名を見て驚いた。
地元の仲間たちが運営する場所にアトリエをもつ渡辺悠太さんの作品だった。

渡辺悠太 いのち

地元の人の活躍は嬉しい。

途中、駆け寄りたくなった作品が。大好きな金華山と岐阜城が描かれていた。
こちらの作者も岐阜の方だった。

そして、今日はこの絵を観るために来た、長沢悦子さんの作品。出口すぐの場所に飾られていた。
彼女は毎年猫を描く。
今回の猫はどこ? 探してしまったほど、ひっそりと猫はいた。
タイトルが答えだ。

『いたの?』

そこにいたの!と思わず声が出そうになった。

長沢悦子 いたの?

光と影の美しさ。彼女の優しさそのままの素敵な絵だった。

2時間近くゆっくり観ることができた。
いい時間だった。


帰り道、乗換駅の日比谷で映画館に寄った。
娘は何度も観るほど『海街diary』が好き。
わたしも娘も坂元裕二さん脚本のドラマが大好き。
だから公開を楽しみにしていた。
映画『怪物』

わたしは娘によく怒られる。
「ママ、その価値観はおかしいよ」と。
自分たちが当たり前に通ってきた、見てきた、聞いてきたものがふと口に出て、それで傷つく娘がいる。
気をつけているつもりでも、だ。
そんな大人に観てほしい映画だ。
坂本龍一さんの音楽も美しく沁み入る。
もう1回観たい。
もう少し考えてみたい。
そんな映画だった。
わたしは好きです。


インプットが多い1日。
映画が終わった時間の日比谷公園が美しかった。
帰りは涼しくて気持ちよかった。
娘といい時間を過ごせた。

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