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山田涼介不在生配信でもジャにのちゃんねるに味方が多い理由

2022年5月9日、二宮和也・中丸雄一・山田涼介・菊池風磨で構成されたジャニーズ事務所のYouTubeユニット・ジャにのちゃんねるの生配信が行われた。

Youtubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」
国内史上最速で登録者数200万人を突破。現在登録者数327万人。
発起人・二宮和也が中心となり企画から撮影・編集・動画投稿などを行う。
2022年の24時間テレビメインパーソナリティーに抜擢。

5月9日当日は、メンバーの一人である山田涼介の誕生日当日で、
本チャンネルのファンは共に誕生日を祝うべく配信開始の21時を待っていた。

配信開始と同時に現れたのは、二宮和也と中丸雄一のみで
そこに誕生日本人の姿は無かった。
Twitterでは「本人不在の誕生日会」と早速話題。
その後メンバーの菊池風磨が合流するも山田不在のまま時は過ぎ、
30分を過ぎたところで本人は電話ごしに登場。

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結果として「山田涼介誕生日&326万人突破」と謳われた生配信で山田涼介の出演時間は約4分程度の電話のみとなった。

「これだけか!!」「騙したな!!」「時間を無駄にした!」
とまさに「炎上」してもおかしくないこの事態。
当日リアルタイムのチャットは多少攻撃的なコメントもあったが
2日経った今コメント欄やSNSを見ると「ありがとう!」の声が対打数。

一体、チャンネル開設1年でジャニーズNo1のチャンネル登録者数となった本チャンネルの舵を握る二宮はなぜ、「炎上」を避けられるのだろうか。

1.コメントを見ながら視聴者を不安にさせないよう展開を変えていった

二宮は常にコメント欄をよく見ている。
攻撃的な言葉や不安視する声を見かけると展開を柔軟に変えていく。

当初「山田は現場に来るのか来ないのか」というエンターテイメントをしていたが、途中から「山田がここに見えるのか見えないのか」という怖い話をしだした(笑)

「来ない」ことを察してもらいつつ、
見ていて楽しいエンターテイメントが破綻しないよう絶妙なラインを探る。

最終的には「山田不在でごめんなさい」と
ボケにもガチにも取れる謝罪で幕を閉じた。


ポイント:「憶測」をできる限りゼロにすること

世論は確実な事実がわからない限りネガティブな憶測をし続ける。
SMAP解散の時だって、事実がわからないから良くない憶測が飛び交った。

ファンは本当のことを知りたいだけ。
事実を先出しすることがSNS時代のファンコミュニケーションにとって重要なこと。

「自分は山田が来ないことを知っていた」
「山田さん、正直忙しかった」
「また誕生日会やろ!」

と事実を先出しすることで「憶測」が飛び交うことなく事が収まった。

2.すぐに裏側を見せた

エンターテイメント界隈において「メイキング」というものの経済効果は底知れない。
その点、このジャにのちゃんねるはメイキングの宝庫。
常にオフ(っぽい)4人が見れて、アイデアを出し合うシーンも、
食事をしあうシーンも、車中でたわいない会話をするシーンも全部見れる。

ジャにのちゃんねるが生配信時に必ずやっていることがある。

それが、生配信後の動画を出すこと。
(二宮1人での生配信については生配信前の動画を配信)
今回も生配信2日後に生配信後の動画がアップロード。


ポイント:タレントの想いをファンに届けること

ジャにのちゃんねるでは、いわゆる「本番」を生配信に位置づけ
事後動画を「メイキング」と位置付けている。

そのメイキング内で「不快な思いをさせてしまったんではないか」
と心配と寄り添いのコメントを出すことにより視聴者はタレントの想いを知ることができる。

ファンは、なにより推しの言葉を信じている。
ファンは、推しの声を聴きたいだけなのだ。

事実、この動画のコメント欄は
「忙しいのにありがとう!」
「電話で顔を見れただけで充分!」
とジャにのちゃんねるへの愛に溢れている。

3.山田涼介本人の声を聞かせる

ジャにのちゃんねるでは、Travis Japanの渡米発表の際にも
本人たちと接点を持った。
タレントとファンをつなぐ役割だった。

今回に関しても二宮・中丸のみの謝罪・配信後動画でも問題なかったにも関わらず、冒頭から山田涼介と電話が繋がっている。

ポイント:中心人物とファンのコミュニケーションをデザインすること

今回攻撃性を持ったり不安になったのは「ジャにのちゃんねるのファン」
ではなく「山田涼介のファン」

そこをしっかりと見極めている二宮は
山田涼介とそのファンをしっかりと繋げた。

「わかってくれたならいいなと思うんですけど」と山田がファンを心配している様子もさりげなく載っている。

推しに心配してもらっただけでファンの心は落ち着くもの。

ポイントを押されば炎上は避けられる

ファンというのは、
無機質な事務所からではなくタレント本人の声が聴きたかったり、
綺麗に完成されたものだけより、「どんな思いでそれが創られたのか」を知りたいときがある。

今回のジャにのちゃんねるの対応はファンを不安にさせたくない全ての人が
多くのことを学べる教科書でもある。


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