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建もの探訪あら探し

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「渡辺篤史の建もの探訪」にちゃちゃを入れる。もちろん番組への愛情あってのことです。
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子育て家族の明るい箱

30代のご夫婦と子ども3人の、お家。
子どもは、8才の男女の双子、5才の女の子という構成。

家の中はよく片付けられていて、余計なものがない。家具もすっきり大人なセンスでまとめてあって、このダイニングキッチンだけ見たら、3人も子どもがいるようには見えない。すごいなー、この家事力。

お子さんがいるお家で、気になるのが子ども部屋。
独立してなくて、音も気配も駄々もれだったりすると、しかもそこに男の子

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“好き”をつめこんだ家

個性が爆発してる。

家だけ見たら、ガチャガチャしてて、とっちらかった家。でも、この家の住人である、30代のご夫婦がとても個性的で素敵だった。

家の一角にある、バイクのガレージは、なんと奥さんの趣味。

トライアンフというイギリス製のバイクに、19歳から乗っていて、自分で整備もするという。
壁には几帳面に並べられた工具類。

うわ、この人、ホンモノだ!

見せかけだけの趣味とか個性って、浅くてカ

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家の中が家型になった家

いい。ものすごくいい。
渡辺さんも最後の総評で言っていたけど、本当にセンスのいい30代ご夫婦のおうち。

黒いガルバリウムの外壁から、黒壁の玄関フロアまで、この統一感いいぞいいぞ、と胸が高鳴る。そのフロアの一角に、こんな可愛いギャラリースペースも。

大体、マトリョーシカが好きな人に悪い人がいるわけない(大いなる偏見)

そして、期待を全く裏切らない、完璧なセンスのLDK。
渡辺さんも「素晴らしい

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自由に回遊できる9坪の家

一言でいうと、ダサい。
どこをどうとっても、褒めるポイントが見当たらない、というおうちが、ときどきある。今回はまさにソレ。

まずLDK。

どの家具も安っぽい。部屋の印象を左右するラグ、の決定的な安っぽさ。もう少し厚みのあるもので、深いモスグリーンだったらまだマシだったか。いや、でもダイニングテーブル、チェア、ソファ、テレビ台も変えないとダメか、ってほぼ全部じゃん。
あと、キッチンの水栓はこだわ

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4つ庭があるコンクリート平屋

建築家の自邸、はこの番組でよくあるパターンだが、大体攻めすぎているので、一般人には参考にならないことが多い。個人の建築事務所にとって、一番のモデルハウスなのだから、センスを売り込む上では仕方ないのかもしれないが。
今回の家の住人は、45歳の建築家とその妻、男の子が一人という家族。まず、建築家の彼の服装からツッコミたい。

シャツの袖が長すぎるし、このシャツならパンツにインした方がバランスいいのでは

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キュビズム絵画を思わせる家

アーティスティックな雰囲気のおうち、なのかなと思わせておいて、実は8世帯用2階建てアパート丸々使ったリノベーション。
壁とか土台をそのまま使いつつ、大胆に切断して、広い空間を作っていた。それぞれの部分を色とりどりに塗り分けたりしていて、それがキュビズムっぽい由来かもしれない。

どんな個性的な家族が住んでるのかと思いきや、わりと普通な感じの40代のご夫婦と小学生の娘さんたちの四人家族だった。家具と

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築140年の蔵を移築再生

今回は、秋田県にあった140年前の蔵を鎌倉に移築再生したおうち。
50代40代のご夫婦の二人暮らし。

まず思ったのは、秋田から鎌倉ってどんだけ移動させるんだ。その費用だけでかなりかかりそう。
元は蔵だけあって、窓は少なめで、ちょっと暗い。梁とかむき出しの天井板は140年前のものだから、味があるといえばあるが、古びたという印象の方が強い。
薪ストーブがあるが、鎌倉ってそんなに寒いか?要らんだろ。都

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