“好き”をつめこんだ家

個性が爆発してる。

家だけ見たら、ガチャガチャしてて、とっちらかった家。でも、この家の住人である、30代のご夫婦がとても個性的で素敵だった。

家の一角にある、バイクのガレージは、なんと奥さんの趣味。

トライアンフというイギリス製のバイクに、19歳から乗っていて、自分で整備もするという。
壁には几帳面に並べられた工具類。

うわ、この人、ホンモノだ!

見せかけだけの趣味とか個性って、浅くてカッコ悪いけれど、本気のものを見せられると、ぐぅの音も出なくなる。カッコイイ。

このモザイクタイルが印象的なキッチンも、個性的なご夫婦が楽しく並んで料理をしているのを想像すると、なんとも微笑ましい。
この人たちなら、この空間に似合う。そんなキッチン。

家は設計家に勧められるままに、変わったデザインにしてみたけれど、自分達で選んだ家具が普通。自分達の髪型、洋服、趣味も普通。だから、家だけが浮いていて、ちぐはぐで、がんばっちゃった感じがしてしまう。
そういうパターンも数々見てきたけれど、今回は見事に、家と住む人の個性が一致していた。
むしろ、好きなもの集めたら、個性的な家になっちゃいましたー、っていう感じがする。それがいい。

自分達って普通だな、と思ったら、迷わず大手のハウスメーカーの展示場に行くのがいいと思う。合ったものが見つかると思う。家具も東京インテリアにあると思う。

ただ、個性的って、他人が決めることなので、本当に個性的な人たち(たとえば今回の家のご夫婦のような)って、意外と、「自分達は普通」って思っているかもね。

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