プロフェッショナルの意識を持って、よーい
あたしは2019年10月25日からずっとノートをとっている。
内容は”仕事のこと”だったり”日記”だったり”タスクメモ”だったり、要するに『自分のことがなんでも詰まっているノート』だ。
そのノートの一節に、『仕事とは』という文面があった。
2019/10/28の日記。抜粋したのものが下記だ。
仕事とは、と考える機会が多く
金を稼ぐことが仕事、という答えになり。
でも大体の人が『会社にいくこと』や『労働をすること』を仕事と定義しているように思えて。
だから仕事が惰性の習慣の延長のように思えて、<<仕事=つまらないもの/耐えるべきもの>>として認識されがちなのかな。少なくともあたしはそういう印象を持っており『仕事』という言葉に全くワクワクを感じられなくて好きでない。
『惰性で生きる』をしていると、どんどんキラキラが失われる気がする。
楽しくお金を稼ぐ事ができて、それを仕事です!と胸張って言えるようになったら、毎日ワクワクして生きられるのでは。
?楽しくお金を稼ぐってどうすればいい
こういった文章で終わっていた。
結論として
『楽しくお金を稼ぐ仕事を胸張ってできています』
2019年10月の時点で自分はバイトをして生計を立てていた。
2020年7月の現時点で自分はバイトが中心ではなく、本業にしたかった"絵"を中心に生計を立てれている。
つまり、"楽しく好きな事でお金を稼ぐ"事ができるようになり、"それだけで(かろうじて)生きれるようになった"という変化がある。
フリーランスで仕事をしている自覚を持てるようになるまで、一体自分の中の何が変わったのか。大きくは下記の2点である。
・メンタリティ(仕事への向き合い方)
・責任感(仕事をする意味)
『仕事とは』の日記を書いた2019年10月から、2020年3月まではアルバイトをしていた。
3月の末に「一区切り」としてアルバイトを退職して、コロナ禍という事もあり金銭的にはカツカツだったけれど外出自粛をしながら元々やる予定だったプロジェクトの営業を続けつつ、コロナ禍に即したボランティアをしつつ、絵をかける機会を探していた。
そんな中で4月にある依頼を受けた。
「CDジャケットを描いて欲しい。」
その、今までの友人関係やビジネスパートナー関係ではなく、完全に「デザイナーのゆきさんに」という矢印で受けた"仕事"は、自分の中でもかなり気持ちの大きな転換地にあった。
5月に出会ったのがcocanというスキルシェアのプロジェクトだ。
この間、あたしはほぼ収入がなく貯金を切り崩して、祖父母からも心配の仕送りを受け取りながら生活していた。その厳しい生活の代わりに、自分のスキルがわりと世に通用する・求められていると気付いた。
これは2020年6月19年の日記から抜粋したものだ。
この間、自分は絵で食っていくのが仕事なんだ。とストンと落ちた。
その前まではアルバイトをかけもちしていて、正直言い訳が多かった。
「生活費は最低限稼ぐためにアルバイトやらなくちゃ〜」
「お金が入ってくるメインはデザインじゃないから〜」
という金銭ベクトルで"仕事は何をやっているか"を考えていたので、「フリーランスのデザイナーなんです〜」と言いながらも「(実力・経験・実践不足だから…)」という理由で低価格で受けていた。
感覚が変わったのは、「デザイナーのゆきさんに」と自分の行動によって培われた人脈から直接仕事を受けられた時だ。
いつもの癖で安すぎる価格で出そうとしたけれど、少し勇気を持って提示をしたら快くGOをもらえて、入金してもらえた時だ。
絵を描いて仕事をして良い。
この価格が認められる絵(デザイン)は渡せている。
そう実感できた時に「これがあたしの仕事か〜」とストンと落ちた。
仕事とは?自信を持ってプロ意識がある事。
仕事の責任感とは価値というベクトルで培われるもの
責任感を持つ事が"プロ"である。
ただ、価格を無闇に安くすることは"責任感を軽くする"要素がある事に気付いた。安くしたら喜ばれる。でも安いという事は、自分の"できる価値"をそれだけだと決めている事になる。
『自分にはどれくらいの価値があるのか』
自分の今どの位置にいるのか、をちゃんと俯瞰して確認する事が必要だ。そうやる事で自分の"できる価値"の適正価格に気付いたら、仕事への自信(モチベーション)に繋がる。
自信がつくと、メンタリティが確立する
仕事をするって、どんなに好きな事でも楽しい事でも結局メチャメチャ大変だ!って事に気付いた!
簡単にお金を稼げる方法は世の中にたくさん転がっているけれど、楽な仕事って、ない。楽なことを突き詰めたものが、娯楽なんだと思う。仕事を娯楽にできるのはきっと”仕事に対して物凄い余裕ができた時”しかない。
”仕事に対して物凄い余裕ができる”のは金銭面と生活が、なにか間違いが起こらない限り一生保証された時なのだろう。それって詰まるところ『年金生活』とか『老後の人生』だったりする。
仕事をするって、大変で当たり前。そういうメンタリティで仕事と向き合うと、どんな事でも『自分はこの仕事で食っているんだ』という意識になる。
その意識こそが、プロ意識を持つという事なのだ。
プロ意識を持った時には、いつの間にか周りに仕事や自分を気にかけてくれる人が増えている。ありがたい事に、ずっと求めていた「ゆきさんだから頼みたい」と言われるだけの価値が自分についてきた。
あたしはようやく、その状態に立てた。
ここが、プロフェッショナルのスタートラインだ。
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「あたしは自己肯定感が低い」「生みの親と育ての親」「うつ病」「今の自分を愛する」「すきなひとから貰ったコト」「他者評価と自己評価」「一番求めているモノ」
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