見出し画像

ドイツ人から東洋思想や文化を知る その7 番外編 クリスマス

ドイツ人のおじさんの家を間借りして、ドイツ人なのに、東洋的習慣や、思想や文化を持つおじさんと暮らしてからはじめてのクリスマスを迎えました。

私は昼間はビザの関係で、ドイツ語の語学学校に通っておりました。

そこで、クリスマスぽいことをする授業があり、ドイツ語でクリスマスソングの替え歌をつくる課題があり、クラスの3チームに別れて作詞をすることに。

私のチーム6人は、イタリア人のニコロが主導で、
有名な「もみの木」をドイツ、ベルリンバージョンへ替え歌にすることに。

♪もーみのきー もーみのきー
それを

ドイツ語で
♪オー タンネンバーグ オータンネンバーグ

盛り上がるところで、ベルリンの中心地アレクサンダープラッツの言葉を入れて、全ドイツ語の「もみの木」クリスマスソングが完成しました。

しかし、音がうまく発音できないので、知り合いのドイツ人に助けてもらって歌の完成をすることに。

私はおじさんしか知り合いのドイツ人がいなかったので、帰ってから、もみの木をドイツ語で、しかもドイツ語の替え歌で歌って、ドイツ語の発音も、完璧にして、明日授業で披露することをつたえると、喜んで、一緒に歌ってくれ、ドイツ語の発音も教えてくれました。

♪オー タンネンバーグ オー タンネンバーグ

♪アレクサンダープラッツ のところでは、私もびっくりするくらいの熱唱ぶり。

ドイツ語発音もバッチリで
もういいかなと思い、ありがとう。
といおうとしたら、

おじさん、
「もう一回!」


そして私たちはもう一度歌いました。

歌い終わってもういいかなと思ったら、
おじさん、もう一回!コール。


私、「もうドイツ語の発音も大丈夫だし、ありがとう。」


おじさん、「いやあ、ここ何年も誰かと歌を歌ったことがなかったから、とても楽しかったよ!」

私、そうだったのかと気付き、おじさんの素性は知りませんが、なんだか寂しく暮らしていたのかしら?といらぬ心配をしてしまいました。

でも、私が来て、今年のおじさんのクリスマスは楽しいクリスマスになったようです。

今日はタイトルの思想や文化とは関係はありませんでしたが、時や場所や国を越え、クリスマスのハッピーの力は素晴らしく素敵だと思ったことをお伝えしたかったのです。

皆さんもメリークリスマス!

作品 初期の作品 夜だって太陽はあるさ!

夜だって太陽はあるさ!

前回までのお話はこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?