畠中恵の小説を読む-しゃばけシリーズ

畠中恵のしゃばけシリーズの面白さ。江戸時代を舞台に主人公一太郎と妖(あやかし)たちとの交流のお話。江戸時代の東海道の地名を使っていて、そこが自分の住んでる地域の周辺ということもあり、江戸時代にタイムスリップして、俯瞰して物語を楽しめるところ。妖たちの話し方がそれぞれ特徴的でとても、人物(妖物)像が想像しやすいこと。とくにやなりという小鬼たちの使う擬音がきゃわきゃわなど可愛いく、作者は恐い顔の小鬼と表現していても、とても、そうは思えないところ。いつも、主人公の周りに集まって、やなりたちや他の妖たちとこたつを囲んで楽しくのんびり過ごしてる様子をよく描いているが、そこにお仲間入りしたい位楽しそうなところ。猫又(猫の妖怪)が猫じゃという踊りを踊るために手拭いが必要で猫じゃ猫じゃを踊るという表現など、想像するだけでも、楽しい踊りなんだろうなとか、様々な想像をかきたてる小説です。主人公含め妖たちがそれぞれの性格が表現されてるところがこの小説の面白いところ。是非、オススメしたい小説です。想像の世界にようこそ♪

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