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読んだ本「毒になる親」

Kindle Unlimitedに入っていたので、遅ればせながら読んでみた。私自身いわゆる「毒親」のもとで育ったという認識はないけれど、両親の不仲は多少なりともその後の人生に影響しているのかな、と感じた。口論する両親の仲裁をしたり(小3くらいの頃)、その後冷戦状態に入った2人の狭間で、家が緊張感に包まれとても安心できる場所ではなかったこと、父親が帰宅する際の車のエンジン音に怯えていたこと、母親が宗教に入信し、それを知った父親が激昂。激しい口論の後、延々と母に入信を進めた人への恨みをぶつけられたこと。

ただ、両親はそれぞれ、本当に愛情深く私を大切にしてくれていたと思う。

特に48歳で急逝した母との思い出は、今でも心を温かくしてくれる。

そんな大好きな2人が喧嘩しているのを見るのが辛かった。

今はもう、2人とも故人なので何をどうすることも叶わないけれど、忘れていたあらゆる記憶と感情が溢れ出す一冊だった。

また親との関係はもちろん、きょうだいや配偶者との関係性についても参考になる箇所がたくさんあった。

「相手の不幸もトラブルもあなたのせいではない」

この一文は特に心に刺さった。夫に何か起こって不機嫌になると、無意識に自分のせいだ、と思い込んでしまって、なんとかしようとしてしまうから。

別の人格なのだから、相手との境界線をちゃんと引くこと。

心に留めておきたいと思う。

「毒になる親」スーザン・フォワード

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