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感じる心、生み出す心、遊び心

8/6-8/13まで宮城県石巻市雄勝町にあるMORIUMIUSでサマースタッフとして参加してきました。豊かな海と山に囲まれ、東日本大震災の爪痕が残る雄勝の土地で、とてつもなく元気で個性的な小学生キャンパー12人と日々過ごし、ヘトヘトなりながらもあっという間だった一週間。感じたことや学んだことを言葉に記しておこうと思います🍀

MORIUMIUS詳細はこちら👇
http://moriumius.j

サンマ

時間・空間・仲間
現代失われている3つの間。

MORIUMIUSのキャンパーたちはひたすら鬼ごっこに明け暮れていて、
体をつかって存分に遊べる遊び場と、一緒に遊んでくれる仲間がいれば
遊びってこんなにも自由で、子どもの発想力でどこまでも進化する想像豊かなもの。
日々東京や都会で時間に区切られた暮らしをしている子どもにとって、何をしてもいい余白の時間が、サンマがあれば子どもらしい無邪気な顔になるんだなっておもった。

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サンマ+手間=ヨンマ

「手間ひまかけることが楽しい」
by奇跡のむらの物語―1000人の子どもが限界集落を救う!(辻英之 著)

MORIUMIUSに置いてあった本を読んでいて、心に引っかかった言葉。
手間ひまかける楽しさもっと深く知ってみたい。

MORIUMIUSの一週間は学びも感じたこともたくさんだったけれど、
どこか物足りなくて。
自分でこれやりたい!を強く言う子もいれば、ずっと自分こんなことやりたい!を言うよりは、譲ってあげる、みんなに合わせるよそんな子もいて。
争いを好まない心優しいあの男の子が、自分に素直になったらどうなるんだろう、もっと暮らしを体感すれば感情が揺れ動くのだろうかと、一週間では触れられなかった核に触れてみたかった。
やりたいを声高に言うことが正解ではないから、どのように関わり合いを持てばいいのかまだ私の中で定まっていないけれど・・・

MORIUMIUSに数回来ていた小学校6年生の子が、参加しすぎていてつまんないと言っていた姿も引っかかったんだ。
暮らしってもっといろんな工夫ができたり、成功体験も失敗ももっとたくさん得られるんじゃないかなと思ったから。

手間ひまかける暮らしに豊かさとか小さな幸せの種があるのかもしれない。

備える・分かち合う・いい塩梅・丁寧に
工夫を重ねる・手間ひまかける・整える

MORIUMIUSの暮らしの七つの得意技をもっと私自身も体感してみたいし、暮らしの中で感じる生きる実感や豊かさを感じてみたい。

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MORIUMIUSの畑で採れた野菜たち。海の幸も野菜もご飯もおいしくて幸せだった☻毎晩の夜食もおいしすぎて幸せでした・・・

大きな木

家族でもなく先生でもない、無条件に甘えられる存在でもない。笑顔でおだやか。チャレンジを応援して、危険なことはしっかり注意する。目立ったことは何もしないけれど安心空間をつくる。

MORIUMIUSの余白の中で自分にベクトルを向けてみて、どんな風にこどもと接したいかなと考えてふっと湧き上がったのは大きな木。

木はただそこにあるだけ。でも鳥や動物たちの休み場になったり、自然の状態を整えてくれたり、果物を実らせてくれたりする。夏の暑い日は木陰をつくってくれる。ただそこにあるけれど、誰かの安全地帯になっているそんな存在。(私の大きな木のイメージ)

改めて問い正せば、どしんと構える大きな木というよりは、虹色の表情を持っているごきげんな木になりたい!
子どもの心を持っていて一緒にワクワクしているけれど、大人として危険な行動は注意できるし、安心して遊べる空間を生み出せる存在。

カラダとココロ全部で感じているこどもたちのように、もっと感性豊かに軽やかに、しっとりとした落ち着きももっているそんな人になっていきたいな。

大きな木

これから

MORIUMIUSのサマースタッフを終えて、
やりたいこと、知ってみたいことたくさん出てきた。
コロナ禍で関わることができなかった雄勝町の方との交流をもっとしてみたい。地域の中で育まれる好奇心からはじまる学び、暮らしとともにある学びをこどもたちと一緒に学んでみたい。
海のことも山のことももっと知りたい。
手触りのある暮らし、手間ひまかけることが楽しいをもっと体感してみたい。
好奇心赴くままにこんなことやりたいなぁがポンポン出てくる私で、
片足つく場所も必要なのでは!と悩んだりもするけれど、


「楽しいとか悔しいとか感情が揺れ動く瞬間に触れていたい」
「感性を大切にする」
「目には見えない小さな幸せを感じられる空間を生み出したい」

は私の中にある譲れない価値観だなぁと気づくこともできた一週間だった🍀
感じる心、生み出す心、遊び心を大切にしていきたい!

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