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令和のおとぎ話『水曜日の話』(小倉佑介)

水曜日。
小倉の目が覚めたら
そこは朝6時45分の世界でした。

小倉は火曜日のnote担当でした。
部屋の明かりはついたまま。
洗濯物は溜まりっぱなし。

ノートパソコンには文章にもならない文字の集合体。
スマートフォンは充電されることなく
淋しい電池の残量を画面右上に表示し続けていました。

どうやら小倉は、
火曜日の世界から水曜日の世界に迷い込んでしまったようです。
この水曜日の世界は
すべてがもうどうしようもないくらいに終わっておらず、
それ故に全てが終わってしまっていたのでした。

しかし小倉には帰る方法が分からず、どうしていいのかも分からなかったので

火曜日の世界で中途半端にやり残したことを
この水曜日の世界で終わらせることにしました。

それをしたところで火曜日の世界に戻ることはできません、
失ったものは戻りません。

昨日はせっかく
ELEVEN NINESの明逸人さんが稽古にいらして
声の出演のための音声を収録していただいたというのに。

稽古もだいぶ佳境に入ってきたというのに。

本番前最後の担当日だったというのに。

それらを新鮮なうちにお知らせする機会を永遠に失ってしまったのです。

それでも、小倉は他にやり方がわからなかったので
会社に向かい仕事を済ませ、定時で退社した後に
埋まることのない昨日の穴を埋めるべく文字を連ねていくのでした。

そして小倉は、
公演情報の画像を貼付け、

予約フォームを書き


昨日はとても楽しかったね。
今日はとっても楽しくなるよね。
とぼやき

10/1(土)に
演劇専用小劇場BLOCHで開演する

どよめき3rd STAGE『未来デパート』を全力で楽しみ。

また火曜日の世界がめぐるまで
生きていこうと決めたのでした。

この記事はこれでおしまいですが

ハッピーポコロンパークの『未来デパート』はまだまだこれからです。

みなさまぜひ、お誘いあわせの上お越しくださいませ。

昨日のきゃめさんのような記事を書こうとしてツルツルに滑ってしまった小倉でした。

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