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高校時代の楽しい悲しいバイクライフ

64歳現役ライダーのHappy Monkey Kojiです!

1972年。右肩上がりの高度成長時代の真っ只中。小学校高学年から目指していた県立の工業高校機械科に入学しました。

軟式テニス部に入った(下校時に中学のテニス部の先輩に見つかって無理やり入らされた)私は、市内大会の試合に行く先輩方の出で立ちに唖然。バイクに二人乗りでラケットを担いで出陣。テニスコートが4面ある大会場所の公立高校の駐輪場にドドドドッと登場。

そんな環境で、高校1年生の5月に誕生日が来たので、原付免許の本を買って夏休み前に学校サボって運転免許試験場に行き、原付免許を取得。運転免許証を手にすると、社会の一員になれた感じがして身が引き締まりました。

夏休みは午前中が毎日テニスの練習だったので、午後からアルバイト。夏休みの終わりには、親父に付き添ってもらって中古のCB50というCB750と同じ5速ミッションの原付を購入。

学校が始まってからは、クラブ活動で暗くなって晩御飯を食べてから「ちょっと走ってくるわ」と母親に言って市内パトロール。最初は家の周りだった行動範囲は、当然のごとく徐々に拡大していきました。

その年の11月に125ccまで乗れる第二種原付免許を学校3回サボって取得。
翌12月には、何ccでも乗れる限定解除の免許をこれまた学校3回サボって取得。うちの10クラスある高校1年生で限定解除を取ったのは、おそらく私が一番先だったと思います。限定解除の二輪運転免許という資格があるだけで、なんか自信がつきました。

翌年の春、YAMAHAのHX90というバイクに乗り換え、高校2年の秋の文化祭をサボって、2泊3日で、天橋立・鳥取大砂丘へとロングツーリング。後輩を後に乗せて走りました。上の写真が道中のワンショット(左に座ってるのが筆者)です。両親が止めなかったのが今思うと不思議でした。


note高校生b

これでツーリングの醍醐味を覚えて、姫路場や、淡路島一周のツーリング(上の写真)を楽しみました。(左端が筆者)

しかーし・・・

高校3年の冬だったと思うんですが、学校から帰ってきて母が晩御飯の準備をしてくれている横で、ボーっとTVのニュースを見ていると、「高校生がバイクの3人乗りして橋の欄干に激突。運転手は死亡。死亡したのは・・・」見たことある男子高校生の顔がTV画面に。

顔から血が引き、震えが来たのがわかりました。中学時代の親友で、お互い熱帯魚が大好きで、お互いの家を行き来して水槽を眺めた仲です。自分が原付免許を取った時に、彼にバイクの面白さを教えました。感化された彼も免許を取って、いきなり500ccの大型バイクに乗って一緒に六甲山に登った楽しい思い出があります。

葬儀には、多くの同級生。包帯で巻かれた顔を見た時、友人を死に追いやったバイクを憎み怖くなってやめようと思いました。一週間ぐらい強烈なショックで体調が悪く下痢が続きました。すぐにバイクを買ったお店で引き取ってもらいました。

バイクって楽しいけど、諸刃の剣。気をつけて乗りましょう!
高校時代の楽しい悲しいバイクライフの体験談でした。

では、また!


【このブログを書いてる人】

=あなたの遊びココロをゆうえんちっくなカタチに=
安心安全な遊園地の乗物クリエイター
http://www.kurokitec.com/company/message/

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