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ペットの癒し

みなさん、こんにちは。
こころとからだを癒す茂原のドクター
ながの おさむ です.

「永野先生、アニマルセラピーって知っていますか?」

「聞いたことはありますが・・どのようなものか
 教えていただけますか。」

「ワンちゃんをね、病院に連れて行くんだよ。
 ワンちゃんと触れ合ってもらって患者さんのこころを
 癒してもらうの。」

「そんなことができるんですね。知りませんでした。
 それって患者さんにとってとても良さそうですね。」

10年ほど前だと思います。
会合の席で偶然となりに座った脳神経外科の大先輩から
そんな話を聞いたのです。

その数年前からその先生は脳神経外科の診療から退いて
緩和医療科を立ち上げて診療をしておりました。
その一環としてアニマルセラピーを取り入れていたのですね。

当時はまだスマートフォンがありませんでしたので、
ご自身のデジカメで撮った写真を見せてくれました。

病棟で可愛らしいプードル犬を連れている先生
その犬と触れ合っている優しい笑顔の患者さんの様子
その光景を微笑ましく見守っている家族や看護師

「先生、ワンちゃんっていいでしょう。毎月ね、こんな時間を
 作っているんだよ。」
と笑顔で嬉しそうに話してくれました。

その当時、私は脳神経外科診療に没頭しておりましたので、
いずれ自分が緩和医療に興味を持つなんて想像もつかず

「緩和ケアっていろいろな方法で患者さんの気持ちを
和らげるようなことをしているんだな。それにしても
病院に犬を連れていくなんて衛生面で大丈夫なのかな」

などとプラスのこともマイナスのことも考えたことを
覚えています。
そして自分自身では幼少時からずっと犬や猫などのペット
を飼ったことがありませんでしたので、動物と触れ合うことが
どういったものなのか実感が湧いていませんでした。

さて、時は流れて自分の興味も脳神経外科領域から心理学の
領域に広がり、「こころとからだを癒す」をテーマに診療を
するようになってきたところひょんなことからペットを飼う
ことになったのです。

半年前から息子たちがペットを飼いたいと言い始め、
犬にしようか、猫にしようか、
そして出来れば保護犬、保護猫を引き取るのがいいねと
妻が提案し、家族での話し合いの結果、
猫を飼うことになったのです。

そして県や市が主催している保護猫の譲渡会へ息子と妻が
参加して「この猫にする」って決めてきたのですね。

そして10日ほど前に生後2か月のメスの子猫が
我が家にやってきたのです。

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きっと動物を飼ったことがある方はお分かりになると
思いますが、自宅のソファに座っていて自分の傍に猫が
やってきてすり寄ってきたりするととっても可愛いのです。

そして、こころもからだもとっても癒されるのです。

実は僕自身はペットを飼うといろいろ手が掛かって
大変なのだろうなと思い、それほど前向きな気持ちでは
なかったのですがそんな考えは一瞬にしてふっとんで
しまいました。

そしてこれがアニマルセラピーなんだなと実感している
毎日です。

この年になって初めてペットが傍にいるうれしさ、たのしさ、
愛おしさを覚えるようになりました。

そしてこの新しい感覚が毎日、自分の中に入ってきています。
この癒しの感覚を皆さんに伝えるにはどうしたらいいかと
考えるようになっています。

もしかするといずれ、どこかでアニマルセラピーを実践する
のかもしれませんね。

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