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自分の弱さを知っているから

私のメンタルは弱めだ。

数年前まで、うつ病の診断を受けてクリニックに通院し、薬も飲んでいた。

その後、自分の弱さを認め、これでいいわと受け入れてから、うつ病はやめることにした。

やめたのであり、治ったのではないから、私のメンタルは弱いままだ。

だけど、ある歌の歌詞のなかに、

自分の弱さを認める強さ♪

という部分があって、あ、これだってひらめいた。


昔は強くなりたいと思って頑張っていたけれど、今は弱くてもいいわと思ってなにも頑張っていない。

頑張るって、成長したいからこそだと思うんだけど、それって成長できていないことを実感する連続じゃないのか。

だから頑張らないってことは、もうこれでOKであるということが実感できるから楽なのだ。


そして逆説的になるんだけど、自分のありのままを認めるほどに、なぜかできなかったことが努力なしにできたりするので面白い。



これまで生きてきて、うつ病になりやすい考え方や、行動がどういうものか理解できた。

これまでの生き方すべてとまではいかないけれど、うつ病のつくり方の例のようだった。

なので、もうあんな生き方はしない。

それは過去の自分の人生を否定するようでいて、実はオールOKできているということでもある。


あんなこともあったけど、あのおかげでいまがある。

そう思えれば、全肯定の完了だ。


なので、メンタル弱いわたしは、のんびりを心がけ、すぐ休むこともためらわず、無理もしないしマイペースを選ぶのだ。


そして今のような春前から春先にかけて、毎年自律神経も不安定になるし、今年は特に、最愛の旦那さんを亡くしてしまったので揺らぎはひどい。


ひとりで生きてゆくって大変だし寂しいんだけど、今はまわりに支えてくれる友人もたくさんいるわけで、実際にはひとりで生きていないとも言える。

なのでそれほど大変と思わないし寂しいとも思わない。


こう思えるまでに、少し時間は必要だったけれど、めいっぱい落ち込んだし、泣きたいだけ泣いたのでよかったと思える。

そしてまたこれからも、揺らぐんだろうし、泣くんだろう。


感情に「終わり」はないので、人生が続く限りは揺れながら進んでゆくしかない。


うつ病にまでならなくても、うつっぽい症状というのは、誰にでも訪れる。

そのとき、病んでしまうことを選ぶのか、それとも休んでしまうことを選ぶのかにより、その後どうなるのかも決まると思う。


うつ病になった人はもれなく、休めていない。

無理しないで、焦らないで、ゆっくり、と言われてもできないことがほとんどなのだ。

でも、自分のために、休もう。

弱いんだから、自分を労わって優しくしてあげよう。







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