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落差と構造

知り合いの店長さんに聞いたお話し。

昨年2020年の緊急事態宣言で休業したとき、店長さんは正社員のため生活は保証されていました。でも、アルバイトの人たちは「家賃も払えない」状態になってしまい、スーパーや物流関係などに移る人たちも出てきます。
そうすると、緊急事態宣言が明けても十分な人手を確保できず、以前と同じような時間帯でお店を営業するのに苦労なさったそうです。

昨年の緊急事態宣言では、補償はいくらかあったものの、正社員と非正規雇用の落差は残酷なものがあったのですね。。

2021年が明けてすぐの緊急事態宣言では、補償や給付金がどうなるか不透明です。ホントは緊急事態宣言を出したくなかったけど、出すしかない状況になってきた。そもそも段取りができていないのかもしれません。

日本国の財政に余裕が無いこともわかります。何しろ、新型コロナウイルスが拡大する以前に、公的債務はすでに1100兆円(!)を超えていました。
国内総生産の2倍を軽く超えており、ケタが大きすぎて理解が追いつかない数字です・・先進国最悪の水準とも言われております。

新型コロナウイルスは、人類に忖度(そんたく)しません。各国の対抗策はさまざまですが、それぞれの国の構造や弱点をあぶり出してきます。

日本の場合だと、
 公的債務が大きすぎて財政出動の余力に乏しい
 デジタル化やデータベースの統合が進んでおらず、対処も遅れがち
 「適切に対応している」と言い張るだけではウイルスを克服できない
 正社員と非正規雇用の落差

詳細に見ていけば、上記以外にもたくさん挙げられるでしょう。

本来なら足並みをそろえて総力でウイルスを迎え撃つべきところ、
各個反転して迎撃せよ、
みたいな戦況になっているのが非常に歯がゆいです。

 生き残る
 見届ける
 構造を理解して突破口を探す

私とて新年の仕事が始まっており、各個で迎撃する戦闘機みたいなもの。

それでも明日は来ます。
24時を過ぎて1月7日になってしまいましたが、それでも朝は来ます。


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