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全力と、90%の力。

なくて七癖と申します。人にはどうしてもクセというか傾向がありますね。経験を積んだり技術を高めたりして、ケーキにたとえればデコレーションを進化させても、土台のパイ生地はあんまり変わりません。

私の場合(良くも悪くも)力を出し切ろうとします。

100%の力を発揮するのは、そんなに悪いことではありません。100%以上の力を(一時的に)発揮することで、急激に成長できる場合もあります。
個人差はあるものの、30代半ばくらいまでは生命力も回復力も豊かなので、100%以上の負荷にも(一時的には)耐えられるかもしれません。

ですが、たとえ若くても、負荷をかけすぎると体や心は壊れてしまう。

また30代後半を過ぎると、回復力も下りのエスカレーターのように衰えてゆきます。男性の40代初めを厄年と呼びますが、回復力などが低下しているのに20~30代と同じように馬力勝負を続けていくと、壁にぶち当たるのではないでしょうか?

100%の力を発揮するのは良いとしても、ペースを上げすぎて100%以上の力を発揮するといずれ反動がきます。体が悲鳴を上げたり、気持ちがストンと沈んでなかなか戻らなかったり・・・

昨年(2020年)はコロナに対抗して、さまざまな分野で、全力以上でやるしかなかった人たちが多かったものと推察いたします。
私の場合、昨年5月から6月の落ち込みを取り戻すべく、8月から10月にかけて今にして思えばオーバーペースでした。仕事上の実績はまずまず。けれど体が悲鳴を上げているのを自覚していました。幸い年末年始が休める業種だったので、体調を立て直すのにそれでも6~7日かかった印象です。

ところが東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県で、緊急事態宣言がどうやら秒読みになってきました。せっかく迎えた新年2021年ですが、医学的にも経済的にも、急階段の踊り場のような足踏みが続きそうです。

息長く続けていくには、ふだんは80%くらいの力を発揮して、ここぞという勝負所だけ100%を出し切るのがいいんでしょうね。

ただ、私の場合は、そこまでペース配分が器用ではありませぬ・・・

さりとて昨年と同じようなやり方だと、冗談抜きで壊れちゃうかも。。

そこで今年の方針として、90%の力でやってみます。
これまでなら100%出し切ろうとするところで、少しだけ余力を残す。
余力を残して、明日に、来月に、来年につないでいく。

90%の力だと仕事のパフォーマンスが落ちるんじゃないか、という恐怖心もあります。けれど、もし壊れてしまったら、パフォーマンスが落ちるどころでは済まないでしょうネ。

この note にしても、2020年6月30日からは「平日更新」という方針にしたのに、気づいたら130回以上「毎日更新」をしてしまいました。

ほぼ日の糸井重里氏のような責任ある立場でもないですし、体調や精神状態がヤバイと感じたら、毎日更新から平日更新に退却するのもアリかなぁ。

地球各地のさまざまな状況や、これまでの歴史を思えば、こうして発信できるのは義務ではなく幸運なのでしょう。

ヘンな義務感ではなく「なんか面白いかも」という気持ちを忘れず、息長く続けていきたいものですネ。


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