見出し画像

【将棋観戦】通算勝率のお話し。

2021年8月25日に、将棋の王位戦第五局が行われ、藤井聡太 王位が挑戦者の 豊島将之 竜王に勝利。4勝1敗でタイトルを防衛しました。

藤井聡太 二冠(棋聖・王位)は、2016年10月に史上5人目の中学生棋士としてプロデビューし、いきなり29連勝。
これまで281局を戦い236勝45敗。通算勝率0.8398と異次元の強さです。

日本将棋連盟のホームぺージで調べてみたところ、200局以上を戦って通算勝率が7割以上のプロ棋士は5人しかいません。

※2021年8月25日時点での通算成績
藤井聡太さん 236勝45敗  勝率0.8398
永瀬拓矢さん 405勝163敗   勝率0.7130
近藤誠也さん 195勝85敗  勝率0.7014
羽生善治さん 1485勝636敗 勝率0.7001
大橋貴洸さん 154勝66敗  勝率0.7000

(ちなみに、豊島将之 竜王は通算勝率0.6832、渡辺明 名人は0.6631です)

上の並びを見てお気づきかもしれませんが・・・
タイトル獲得99期の大記録を誇る羽生善治さんは、来月51歳になろうとする今も通算勝率がほぼ7割なんですね。あれだけタイトルをかけて戦えば、対戦相手は最も勢いに乗る棋士、強い棋士ばかりだというのに。
羽生さんは史上3人目の中学生棋士としてプロデビューし、35年以上のキャリアで7割も勝ってきた。2021年度はこれまでのところ4勝7敗で、そう遠くない将来、通算勝率が7割を下回る日が来るでしょう。
しかし、これだけ長い年月を7割以上勝ってきたことは(他の大記録の影に隠れていますが)驚異的なことです。

藤井聡太さんは私たちの想像を超えるスピードで強くなり、将棋界の第一人者へと駆け上がろうとしています。いずれは同時代の強い棋士と戦うだけでなく、歴代の名棋士たちの記録とも戦うことになるのでしょう。

今回はやや地味な記録ですが、通算勝率のお話しでした。

( ↓ ↓ 藤井聡太さんと羽生善治さんの参考記事です)

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。 貴重なサポートは活動費や養育費として使わせていただきます。