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【試験直前】一次試験当日の過ごし方|中小企業診断士試験対策

皆さんこんにちは!起業・創業コンサルタントのようしゅう|中小企業診断士です。

ついに、中小企業診断士一次試験当日まで残すところ1週間となりました。

中小企業診断士を目指している方にとっては、最後の追い込みをされていることでしょう。

私は2019年に一次試験を受験し、455点(合格基準420点)で無事合格することができました。

結果だけ見れば、余裕を持って合格したように見えますが、受験当日はかなり精神的な浮き沈みが激しかったのを今でも記憶しています。

年に一度しかない中小企業診断士一次試験。

ここまで頑張って勉強をされてきた方にとって、自分の実力を発揮できるかは試験結果に大きく左右することになります。

そこで、本日は、受験当日のマインドや回答方法について私の体験談をお伝えしたいと思います。
 


一次試験は〝4人に1人は合格する〟

一次試験の合格率は、ここ数年は30%前後で推移しています。

最近の傾向から、よっぽど運が悪くなければ上位25%に入れることができれば、合格圏内かと思います。

つまりは〝4人に1人が合格する〟といえます。

そこで、まず、会場の雰囲気に飲まれないようにするため、会場に付いたら、周りをよく見渡してください。

会場に来ている人達を見ていると、「みんな強敵そうだなぁ」と思ってしまいがちですが、この中で果たして、自分よりも勉強をしている人がどれくらいいるだろうかと想像してみてください。

中小企業診断士試験は、7科目あり勉強するのも大変です。

多くの人が働きながら勉強をしていることでしょう。

そして、いろんな理由を付けて、勉強できないのが人間の性です。

おそらく記念受験が1~2割、ちょっと勉強したけどダメ元受験が3~4割、まぁまぁ勉強した人が1~2割、この時点で本気で勝負している人は1~2割ですね。
実際、私の周りにも同時期に診断士試験を受験した人が何人かいましたが、大体がこの割合でした。

当日は心を落ち着かせることが大事ですので、自分以外に手ごろな3人見つけて、「この4人のうち、1人選ばれるなら自分だろう」と妄想してみてください。
 
 

受験当日の戦い方

中小企業診断士一次試験は2日間に渡って開催されます。試験科目によって60分と90分の試験に分かれています。

ご覧の通り、初日は「経済学・経済政策」から始まります。

私は当時、「経済学・経済政策」に関しては、決して得意というワケではありませんでした。

そして、当日、いざ受験が始まったら…

見たことないような問題ばかりで、全然分からない。。。

なんとか答えを捻り出すものの、2択までは答えが絞れるけど、ことごとく正解までは導き出せない。

この時点で「コレはダメだ…」とメンタルが折れそうになり、試験が終わったと同時に、応援してくれた人に「全然分かりませんでした、無理かもしれません…」とLINEしたのを覚えています。

しかし、結果的には、80点という高得点で、7科目ある中でも最も高い得点でした。おそらく、2択がことごとく良い方に出たと思います。

当時は出鼻をくじかれたことで、2科目目の「財務・会計」に関しては正常なメンタルが保てず、かなり動揺して、試験中ふわふわしていました。

昼休憩を挟んだこと、3科目目が得意な「企業経営理論」であったため、そこからはようやく本来の自分を取り戻せたように思います。
 
 

この当時の経験からお伝えしたいことは3つあります。
 

❶見たことない問題であっても、冷静に自分を信じて

実際に中小企業診断士という立場で仕事をしていて感じることですが、診断士は、答えのない問題や課題に立ち向かう仕事しかありません。

つまりは、「考える」能力が問われる職業だということです。

おそらく一次試験においても、その資質を問う構成になっており、全然見たことない問題であっても、しっかりと考えれば解けるようになっていると私は思います。

当日、見たことないような問題がたくさん出てくると思いますが、自信を持って、冷静に立ち向かってください。

多くの問題は、2択まで絞り込むことはできますので、あとは自分を信じて、天命を待つのみです。


❷問題文や選択肢を分解する

診断士試験は、問題文や選択肢が分かりにくいのが特徴の一つです。

「○○した方がいい」とか、とても曖昧な表現に惑わされます。

実はここに一つ落とし穴があります。

「○○した方がいい」というようなどっちとも取れる表現は、思考を惑わせます。考えれば考えるほど、〝迷宮入り〟してしまい、時間ばかりが過ぎていきます。

そこで、私の場合は、その曖昧な表現に着目するよりも、他の選択肢が消せないかということに注力しました。

問題文や選択肢に線を引き、「文章のどこに誤りがあるのか」を明確にすることができれば、自信を持ってその選択肢を消すことができます。
 

❸分からない問題は思い切って飛ばす

60分または90分という試験時間は、長いようですが、実際にはすぐに終わってしまいます。

受験中は〝時間との戦い〟です。

これは私が実践した方法ですが、分からない問題が出てきたら、その時点で思い切って飛ばしていました。

時間が足りなくなってくると、正常な判断が出来なくなります。

そこで、可能な限りメンタルを保ちながら、自信を持って得点できる問題を確実に取っていくというスタイルです。

分からない問題を除いて、足切りにならない40点を確保できれば、ひとまず安心です。

いかに正常なメンタルを保ちながら、受験時間を乗りこなすかを意識できると、実力が発揮できるはずです。
 
 

終わりに

試験当日はプレッシャーによって、メンタルが揺さぶられます。
そして、自分自身にとっても、受験当日に実力を発揮できないことが最も悔やまれると思います。

しかし、ある程度対策することは可能だと思います。

当日は「何かしら自分が想定しないことが起こる」というのをシミュレーションしておくことで、なるべく自分自身を追い込まないようにしましょう

年に一度の中小企業診断士試験に悔いのないよう挑んでください!

皆さんを応援しています。



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