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有料記事の価格設定【上級編】|自動で売れ続ける仕組みづくり

皆さんこんにちは!起業・創業コンサルタントのようしゅうです。

私は起業・創業支援の専門家として、たくさんの起業家の方から相談を受けています。

この記事では起業家と同じく、noteで収益化を目指す方に向けて売れ続ける仕組みづくりについてお伝えしています。

本記事は私が培ってきたノウハウを全て公開しています。少し難しい内容を含みますので「本気」でnote収益化を目指す方のみ読んでください。

なお、本記事は【上級編】になります。
まだお読みでない方は先に【初級編】【中級編】をご覧ください。

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本記事は2024年5月6日に公開した記事のリメイク版です。
誤って削除してしまったため、復元をしました。
以前の記事にスキやコメントを頂いた方申し訳ありません。

これまで【初級編】では「価値を置き換えてみる」、そして【中級編】では「価値とは何かを深堀する」ということを考えてきました。

しかし、実はここまでの価格設定方法には決定的な「落とし穴」があります。

この記事は「本気でnote有料記事を収益化したい」という方向けに書いています。私が「有料記事公開からたった2週間で10記事/4,650円を販売できた理由」も含めて、そのノウハウを詳しく解説していきます。

目次


【初級編】と【中級編】のおさらい

実を言うと【初級編】【中級編】は価格設定をする前のウォーミングアップみたいなものでした。少しここまでの内容をおさらいしていきます。

<参考>
本価格設定シリーズでは、私が実際に販売している下記の有料記事をモデルケースとして解説しています。「中小企業診断士養成課程に行きたいけど、どんなところかよく分からずに迷っている」という課題を持つ人に向けた体験記です。

 
 
実は価格設定で考えるべきポイントには3つありました。

【初級編】では「課題(価値の源泉)」を明確にした上で、顧客の知覚価値に照らし合わせる方法で価格設定しました。

知覚価値とは、簡単にいえば消費者が「これくらいかなぁ」と考える価値の基準です。しかし、有料noteの場合、この価値基準が不明確なことが多いため「イメージしやすい商品に置き換えてあげる」ことで損得の判断基準を示したわけです。

これが初級編で示した「10秒でできる価格設定」の正体でした。
 
 

次に中級編では「課題の解決策」として自分の記事の価値を見つめ直すことで価格設定を行いました。

課題に対して解決策を明確にした上で、その記事の内容から3つの価値に分解し、それぞれの価値に対して値付けました。これによって、実際に私の有料記事の価格も450円 → 750円と見直しを図りました(価格変更後もご購入いただいています)。

これが中級編で示した「記事の価値」の正体でした。
 

ちゃんと課題と解決策を考え、それに価値を付けているわけですから「これで十分なのでは?」とお思いの方もいるかと思います。 
 

しかし、実はこれまでの価格設定には決定的な落とし穴があります。
 

結論を申し上げると、この価格設定には ❞相手❞ がいないんです。


本来「知覚価値」は購入する人が「これくらいかなぁ」と感じる価値ですが、初級編ではこれを自分の価値基準で別のものに置き換えています。

また、「記事の価値」を深堀りするというのも自分の価値基準を見直すという作業でした。
 

いわば2つの価格設定方法は「自分が納得できる価格設定(価値設計)」をしていたのです。
 

価格設定の必須条件は「相手を知る」

それでは価格設定の落とし穴を解明していきましょう。

そもそも商品・サービスを購入するというのは1対1の関係ではありません。
 

「たくさんの人が販売し、たくさんの人が購入する。」
 

すなわち、それが 〝マーケット(市場)〟 といわれるものです。

マーケットの中には、必ず「自分」「購入者」「競合」が存在します。


自分と購入者だけの関係であれば、価値観の摺り合わせによって価格を決定することができます。

しかし、同じテーマで記事を書いている競合がたくさんいる場合、私が提供できる価値だけでは思ったような価格設定ができなくなってしまい、自ら設定した価格設定を見直さざるをえません。

こうなると複雑なマーケティングの世界に入り込んでしまいます。
例えば、市場浸透価格戦略、上澄み吸収価格戦略など、もはや戦略のレベルで考える必要があります。

しかし、この記事ではそんな難しい話をする気はありません。
 

なぜなら【上級編】と言えども、有料note販売を目指す方はそんなマーケティングの教科書に書いてあるようなことを知りたいわけではないからです。

価格設定で複雑なマーケティングの世界に入り込まないためには、価格競争に陥らないことが重要です。

ここから先は、実際に私が実践している「価格競争に陥らない方法」をご紹介します。


重要なのは「競争をしないこと」

そもそもなぜ私が「価格設定」の記事を書き、多くの方に評価いただいているかというと「競争相手が少ない」からです。

これはたまたま競合が少なかったわけではありません。

ここから先は私が収益化に成功したノウハウを全て公開しています。
本気で収益化をしたい方のみご覧ください。

noteのキーワード検索で「価格設定」を検索してみてください。
(※誤って記事を削除してしまった現在はこの通りではありません)

すると人気記事の第1位は…
私が書いた「有料記事の価格設定(中級編)これが価値の正体」です。

続く第2位は…
コレも私が書いた「有料記事の価格設定(初級編)10秒で値段が決まる」です。

当然、私が価格設定の記事を書く前には私以外の方が記事を書いています。

私はそれらの記事に一通り目を通し、自分が提供できる価値と照らし合わせて記事を書くかどうかの判断をしています。
 

つまり、私は記事を書く前に「競合調査」をしているわけです。
 

これによってマーケットの登場人物から「競合」を限りなく排除し、自分と購入者という1対1の構図に仕向けているのです。

更にいえば、競合よりも圧倒的な価値提供ができれば、私のブランディングにも繋がり、更に「スキ」が増えるという好循環が発生します。

もしかしたら、価格設定の話自体は私よりも詳しい人は世の中にたくさんいるかもしれません。

しかし、このnoteというプラットフォーム(note公式では「街」と表現しています)では、このテーマにおいて私が最も有益な記事を書いているといえるのではないでしょうか。

ここまでくると価格設定と言いながらも、「何を書くか?」が大事だということがお分かりだと思います。競合を排除し、需要と供給のバランスを保つことができれば、中級の価格設定で十分販売することができるのです。
 
 

競争しない原理で2週間で4,650円販売

先ほどの「競争しない」原理を更に応用することで、爆売れ記事を作ることができます。

実際に私がこの方法で作成した有料記事は公開からたった2週間で10記事4,650円を販売することができました。

執筆前の競合調査はもちろん、自分の得意分野・経験を活かした執筆によりオリジナルな記事を提供することができます。

特にこちら↓の記事は私のnoteで最も売れている記事です。値上げした今でも継続的にご購入いただいています。

下記のアクセス状況をご覧ください。

価格設定【中級編】は、note内で「価格設定」というキーワードで検索1位を取っているため、ページビューが1,146と多いことが分かります。

しかし、それに次いで「中小企業診断士養成課程」の記事がページビュー947となっており、他の記事に比べてアクセスが多いことが分かります。

実はこれに関しては価格設定と同じようにnote内で「中小企業診断士養成課程」というキーワードで検索1位を取っているわけではありません。

「中小企業診断士養成課程」で検索しても残念ながら私の記事は一向に出てきません。。。(これはこれで悲しいですね笑)

誰かに記事を引用してもらったわけでもなく、おススメ記事で紹介されたわけでもありません。

それでも「自然体で、毎日コツコツと、一定数が、継続的に見られる法則」が出来上がっているのです。
 

一体なぜ、こんなことが起こるんでしょうか?
 

 

【初公開】売れ続ける仕組みの正体

有料記事で何を書くか悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思います。
また、それに対して「有料記事の書き方」についての記事もたくさん出回っています。

そういった記事では大抵こうのように書かれているはずです。
 

「あなたの強みや経験を活かした記事を書きましょう」
 

このアプローチは決して間違ってはいません。むしろ、正しいといえます。しかし、売れる仕組みを理解していなければ、まったく意味がありません。
 
私はこのようにして「売れ続ける仕組み」を作っています。
それがこちらです↓

そうです。
 

実は、私はGoogle検索で1位を取っているんです。
 

「中小企業診断士養成課程 体験記」というキーワードでGoogle検索すると、141万件ヒットする情報の中で「最上位」を確保しています。

これこそが私の記事がページビューと購入を継続的に積み重ねている源泉であり、まさにnoteがプラットフォームたる所以です。

先ほどの購入履歴の画像、「未登録のユーザー」が多いことにお気づきでしょうか?

そして、実を言うと他のユーザーさんのほとんどが投稿なし、フォロワーなしの初めて登録したユーザーさんばかりです。

つまり、私はnoteというプラットフォームで、noteを使っていない方にたくさん記事を購入いただいているということです。

ほとんどの人が私の記事目当てにnoteに訪れます。

中小企業診断士養成課程というのは、中小企業診断士一次試験に合格した人が対象となる専門学校で、毎年3,000~5,000人が一次試験に合格します。

この毎年誕生する5,000人弱の中から、「養成課程に興味あるけどどんなところか情報が少なくて困っている」というがGoogle検索をして、私の記事に辿り着くわけです。
 
 

有料記事を購入する人の心理を掴む

あなたは中小企業診断士という資格をご存じでしょうか?
経営コンサルタントの国家資格です。

7科目の一次試験をクリアした上に、二次試験合格または養成課程修了が必要です。毎年一次試験は2万人弱が受験し、合格率は20%前後です。

この一次試験をクリアするだけでも、長い人だと10年以上をかける人もいます(実際に養成課程の同期は11年かかったと言っていました)。

私も5年以上前になりますが、1年に1回しかない一次試験を合格するために、大手通信講座に30万円以上払って猛勉強した経験があります。

こうした自分が目指す姿を達成するために努力をしている人は、「お金を払うこと」の意味をよく理解しています。

自分の成長にとって必要な情報であれば、多少の金額上下は関係ありません(だからこそ、記事を値上げしても継続的に購入いただけているのです。)。

それは自己投資によって、「自分の将来価値」を上げることで投資分を回収できるからです。

自己投資の意味を分かっている人に「有料noteが嫌い」なんて言ってる暇はありません。

無料で得られる情報=誰でも取得できる情報であり、それで他人との差別化なんてできるはずがないのです。

話を戻すと「30万円払い一次試験を合格するために努力してきた人にとって、750円なんてのは気にならない」ということです。

それよりも「これから行くであろう養成課程を、より充実したい時間にしたい。」「せっかくの養成課程という6か月間をムダにしたくない」という想いの方が強いはずです。
 
 

【実践】売れる記事の作成手順

❶自分の得意な領域や経験を書き出す【アイデア出し】
❷Google検索で競合となり得る情報を探す【情報の量】
❸noteで競合となり得るリッチな情報を探す【情報の質】
❹自分の経験・体験談を基にした記事を執筆する
❺記事の価値に応じた価格を設定する

ここからは、実際に売れる記事の作成手順を公開していきます。
 

❶自分の得意な領域や経験を書き出す

まずは、記事の種となるアイデア出しです。
アイデア発想法にはいくつかありますが、まずは大きなカテゴリを出していくマンダラートをお勧めします。

いきなりこの段階で詳細なテーマを決める必要はありません。

例えば、私の場合は「中小企業診断士」を真ん中に置き、その周りに構成する要素を書き出していきます。

そして、構成要素を各マスの真ん中に置き、更に構成要素を書き出します。出てきたワードが記事の「テーマ候補」となります。
 

❷Google検索で競合となり得る情報を探す【情報の量】

自分が書けそうなテーマ候補が出てきたら、Google検索をしてみましょう。

ここで重視するのはヒットする「情報の量」です。

例えば「価格設定」でGoogle検索すると「333,000,000件」ヒットします。
この3億を超える情報の中から私の価格設定の記事を検索してもらうなんてことは無理です。

これはnoteに限った話ではありません、SEO対策で検索されやすいワードを設定することが重要になります。

また、noteで有料記事の価格設定を検討している方は、Google検索よりもnote検索するはずです。

仮にGoogle検索で「note 有料記事の価格設定」で検索したとしても、37,300,000件もありますので、Google検索で購入してもらうテーマ選びには不向きです。

私の「中小企業診断士養成課程 体験記」は1,410,000件になりますので、これくらいがちょうど検索ヒット最上位を狙えるボリュームかと思います。
(このあたりのSEO対策については現在研究中です)

❸noteで競合となり得るリッチな情報を探す【情報の質】

Google検索によりテーマ候補が絞り込めたら、今度はnoteで競合となり得る記事を検索してください。

理想形で言えば、この中に「競合が存在しないこと」です。

仮に競合がいたとしても自分が書こうと思っている内容と比較して、勝てそうな相手か?を判断していきます。

 

❹自分の経験・体験談を基にした記事を執筆する

ようやくこの段階で、自分の強みや体験談を詰め込み記事を執筆していきます。場合によっては「ロジックツリー」などを使用し、テーマの要素を詳細に分解して、何が読者にとって有益か?を紐解いていきます。
 

ここで重要なのは、「いかにリッチな情報か」です。
 

すなわち、読者が具体的な成功する姿をイメージでき、かつ実践できる内容になっているか?です。

noteという性質上、読者が最も欲しがっているのは個人の体験談です。

「考え方」だけに留まってしまう内容だと、Amazon出版には勝てません。
とにかく画像や動画、イラスト等を駆使して、具体的な成功イメージを見せてあげましょう。
 

❺記事の価値に応じた価格を設定する

競合がいない状態であれば、中級編で示した3つの価値を精査し、それぞれに適切な価格を設定してあげればよいです。

これで「爆売れする記事」が完成します。

実際に私はこの方法で「毎月安定したnote収益化」に成功しています。

もちろん最初から上手くいかない場合もありますが、諦めずに挑戦してみてください。
 
 

最後に

売れる記事には必ず売れる理由が存在します。

「書いてみたけど売れたらいいな」ではほとんど売れることはありません。
仮に売れたとしても単発購入や応援購入で終わってしまい継続しません。

大事なのは「売れ続ける仕組みづくり」をすることです。

noteには誰でもその仕組みづくりを簡単に行うための機能が揃っています。

◎ボタン一つで記事の収益化ができる。
◎SEO対策によってGoogle検索上位が取れる。
◎素敵な方々の素晴らしい記事が購入できる。

こんな素晴らしいプラットフォームは他にはありません。

ぜひ、多くの方がnoteを活用した創作に挑戦し、有益な情報が出回ることを願っています。

それこそが、noteが目指す「街をつくる」ということだと思います。

私もnoteに感謝しながら、微力ですが「街づくり」の一助となれれば幸いです。

  
※この記事が参考になったという方は、ぜひ「スキ!」「コメント」をいただけると幸いです。
※今後、有益な情報をアップできるよう頑張りますのでぜひフォローしていただけますと幸いです。
 

【お知らせ】
2024年4月よりメンバーシップを開始しました!
メンバーシップ名:補助金の達人
月額料金:500円
参加人数:10人(2024.5.30時点)

<理想とするメンバーシップの姿>
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主に補助金支援をしている中小企業診断士さんやこれから補助金申請を考えている事業者さん向けのメンバーシップです。

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