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ネオスピリチュアリズム 第二章 死後の世界がなければ正義なし
スピリチュアリズムとは「心霊研究の帰結に立った人生指導原理」である。
人生指導原理とは、人生を生きる為の人生の教科書、人生の真理
すなわち心霊現象の科学的合理的な研究の結果、霊魂の実在が証明されたので、信頼できる霊界通信に立脚して、死後の世界があるならば人間はどのように生きたらよいのかを探求したものである。
いわば「純正な霊界通信のエキスと、心霊研究の集約された原理とを一つにより合わせて成立」(桑原)した、これも歴とした学問である。
スピリチュアリズムの基本原理は、
人間は死後の世界も個性が存続し死後世界を生き永遠に進歩向上していくという点にある。
死ぬと人は生前の人格と個性はそのままで死後の世界(幽界)に入り生活する。死後の世界は階層世界で、自分の想念(波動、すなわち幽体の浄化度)に応じた世界に自動的に入ることになる。ということは、生死を貫いて因果律と自己責任の法があると言う事である。
普通の善人は同じ善人ばかり住む幽界の上層の地上より美しい世界サマーランドに入る。
正直者は馬鹿を見ないと言う事だ。
逆に人を騙しいじめたエゴの人は、死後低い階層に入る。それは誰のせいでもない、自分が生前自己中心の生き方をした結果である。このように死後どのような世界に入るかは生前の毎日の生活で、自分が言行想で、自分の魂(幽体)に刻み付けた結果なのである。
これが信頼できる多数の霊界通信から突き止められた死後の世界である。
これを知る時
人は初めて自己中心の生き方から愛の生き方へ転換できる。臨死体験した人がしばしば人生を肯定的に愛の生き方に一変することがあるというのは、知識ではなく事実として死後の世界の実在と霊(愛)の存在を魂が知るからである。
このように死後の世界を知る事で、人は根源的に生き方肯定的に愛の方向に誰でも180度転換することが出来るのだから、霊交により正しい死後の世界を突き止めたスピリチュアリズムの意義は計り知れないのである。
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