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マンガ坊主日記1

こんにちは、Rohanです。

名前の由来はもう完全に岸辺露伴です。
恥ずかしげもなく岸辺露伴。

岸辺露伴と言えば、本日2020年12月28日からNHKで「岸辺露伴は動かない」が主演 高橋一生さんで放送されますね。楽しみです。

このマンガ坊主日記ではお薦めのマンガをほぼ毎日のペースでご紹介しようと思います。
マンガにはたくさんの生きる知恵と勇気を貰ったので、その恩返しが少しでもできればと思っています。

そして第1回のお薦めマンガは

『ジョジョの奇妙な冒険』

です!!

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※こちらは国立新美術館で開かれた「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」に行った時の写真です

何をもってお薦めマンガとするか

私が「このマンガ、まじおもしろーーー!!」と思うマンガには共通点があって、その共通点があるマンガをお薦めのマンガとさせて頂こうと思います。
具体的には3点あります。

①ミステリー要素
②プロフェッショナル
③勇気

です!!
それぞれについて簡単に説明したいと思います。

①ミステリー要素

これは「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦先生も著書「荒木飛呂彦の漫画術」でもお話されている点です(この本もめちゃくちゃ面白いので、物を書く人や何かを生み出す仕事をされている人、マンガが大好きな人にお薦めです)。

つまり「このあと、どうなっちゃうの?!」が私が考えるミステリー要素です。
それは何も真犯人が誰かだけではなく、バトルマンガの決着やスポーツマンガの試合展開、恋愛マンガの恋の行方も全部ミステリーだと思ってます(もはやこれは荒木飛呂彦先生の受売りです)。

面白いマンガは「読む手が止まらない!」「この先の展開が気になって仕方ないぜ!」が必須条件だと思っています。
つまりそれは素晴らしいミステリー要素がそのマンガの中にあるのだと思います。

②プロフェッショナル

これはマンガ「HUNTER×HUNTER」を読むと顕著だと思っています。作者の富樫先生も「読者を馬鹿にするようなことはしたくない」的なことを言ってた的なことをアメトーークでHUNTER×HUNTER大好き芸人さんが言ってたと記憶しています。

つまりマンガの登場人物がそれぞれの使命をプロフェッショナルとして全うし、その言動全てが求める結果のために合理的に取られているなぁと思うと「プロフェッショナルだなぁ」と感じてそのマンガにより感情移入できるようになります。恋愛マンガでもそうです。「ザ・ファブル」なんかもろプロフェッショナル要素満載です。

逆の例を出すとより分かりやすいかと思います。例えばバトルマンガとかで急に自分の技の特徴を解説しだす主人公や敵キャラ。そんな大切な企業秘密を暴露したらすぐ弱点を突かれてやられちゃうよ?と思い興醒めします。
他にも大事な戦闘シーンなのに急に愛とか正義とか夢を語り始める主人公も「プロフェッショナルじゃないなぁ」と思ってしまします。その時間で相手に攻撃されて終わりじゃないかと。
これは映画「キングダム」のラストシーンで信が「夢を見て何が悪い 夢があるから立ち上がれるんだろうが 夢が...」と言うところでも少し感じました(キングダムは原作も映画も大好きですがここのシーンだけ「?」となってしまいました)。

ここらへんは「呪術廻戦」の芥見下々先生もめちゃ繊細に表現されている気がします。

マンガが大好きな私はマンガに没頭して感情移入しまくりたい!と思っていますが、プロフェッショナルじゃない言動があるとどうしても興醒めしてしまいます。

読者を信じて読者に考える余白を残してくれると嬉しいです。

③勇気

友情・努力・勝利 ではないですが、マンガの読後感として「よし頑張ろう!」となるマンガが好きです。これは完全に個人の好き嫌いだと思います。

気持ちが沈んでいくマンガにも面白いマンガはあります(「シグルイ」もわりと救いがないマンガですがめちゃ面白いです。あと「外天楼」もめちゃミステリ要素満載ですがバッドエンドみたいな)が、お薦めする、と言う点でなにか「勇気」や「希望」が持てるマンガがいいなと思っています。

『ジョジョの奇妙な冒険』をお薦めする理由

は単純に
①ミステリー要素
②プロフェッショナル
③勇気
全てが詰まったマンガだからです。これははっきりと断言しちゃいます。

世界で累計1億部以上発行されている大人気マンガなのですでに読まれている方ばかりかと思いますが、普段はウルトラジャンプで連載されているため知らない人もまだいるのではないかと思います。
(2004年までは少年ジャンプで連載されていました。1987年から連載されているので連載期間は30年を超えています!)

『ジョジョの奇妙な冒険』では本当にこんな状況やこんな敵にどうやって勝つの?というところから大納得な展開で主人公達が勝利への道を開いていきます。
まさに毎回ミステリー要素満載で続きが気になります。
今『ジョジョの奇妙な冒険』は第8部『ジョジョリオン』が連載されていますが、その(おそらく)ラスボスの明負悟との戦闘シーンもまさに絶望的状況です。あまり詳しく記載するとネタバレになってしまいますが、最新刊25巻(『ジョジョの奇妙な冒険』では第6部を一区切りに巻数がリセットされ第7部から巻数がカウントされています。またここでの25巻とは第8部として発刊されている1巻〜25巻のことです)を読む限りでは全く勝利する道が私には見えません。
そんなところからジョジョは困難に打ち勝ち、勝利への道を開いていくからこそ、『ジョジョの奇妙な冒険』は面白いのです。

またプロフェッショナルな点としても、『ジョジョの奇妙な冒険』では随所にそれを感じることができます。

特に自分の命よりも任された仕事を全うしようとするブチャラティの姿には感銘を受けました(ブチャラティは第5部に出てくるめちゃカッコいいお父さん想いなイタリアン人です。)。

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※この人がブチャラティです。このあと敵と一緒に時速150Kmで走る列車の外に飛び出します。任務を遂行して部下を守るために。

他にも勇気をもらうシーンもたくさん『ジョジョの奇妙な冒険』にはあります。

第6部主人公の徐倫(女性)の姿にも勇気を貰いました。

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※父を助けるため刑務所の「厳正懲罰隔離房」に自ら飛び込んだ徐倫です。
このあとビチャビチャで虫のついたパンを食べます。

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※本当に精神力が強くアナスイが惚れるのも納得です。
私も何かへこたれそうになると、いつもこのシーンを思い出し「いや、逆にもっと強くなってやる!」と思っています。

『ジョジョの奇妙な冒険』を是非読んでみて下さい!

色々と書いてきましたが、結論は是非『ジョジョの奇妙な冒険』を読んで欲しいなと思います。

100巻を超える超大作ではありますが、◯部ごとに話は完結していますので(でもそれぞれ繋がっているのが『ジョジョの奇妙な冒険』です)、好きなpartから読むのもありかと思います。私のお薦めは第4部と第5部です。

また絵が苦手という方もいるかと思いますが、これは慣れてください!!w
第1部〜第3部は筋骨隆々なキャラクターが多く、神話の世界観でしたが、第4部は人の精神にフォーカスして描かれており線も細くなった印象で読み易いかと思います。もちろん第1部から読んで貰えるのが一番嬉しいですが。

以上、第一回目にして最高潮なのではないかという想いでマンガ坊主を執筆させて頂きました。

今後も皆様にお薦めのマンガをシンプルにお伝えしていければと思います。

ちなみに「だが断る」は岸辺露伴先生の名言です。

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このRohanが最も好きな事のひとつは
自分で面白いと思っているマンガに「YES」といってたくさんの人に薦める事だ...

最後までお読み頂きありがとうございました。        Rohan

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