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マンガ坊主日記2

こんにちは、Rohanです。
今回お薦めするマンガは「セトウツミ」です。
ざっくり「セトウツミ」のあらすじをお話します。

あらすじ

大阪のどこかの川辺で、高校生の瀬戸と内海が放課後に話すだけのマンガです。川辺で二人が話すだけのマンガです。
全8巻で完結しています。
舞台はずっと同じ川辺のアスファルトの上。
同じ舞台の中で繰り広げられる良質な漫才というかしゃべくりというか。
とにかく二人の会話が快活であり聡明でありオチがあって面白い。
それなのに全巻を通じた伏線があって最後にはそれが見事に回収されているという。
作者の此元和津也(このもと かづや)さんの天才っぷりに圧倒されます。

お薦めポイント

マンガ坊主日記1にも記載しましたが、私がお薦めする際の指標は
①ミステリー要素
②プロフェッショナル
③勇気
です。

今回お薦めする「セトウツミ」はやっぱり3つの要素がしっかり組み込まれていると感じました。

二人の話の展開から最後のオチまでが珠玉のミステリーですし、洗練された会話と語彙力(特に内海)にプロフェッショナルを感じ、最後の伏線回収の場面での活躍やいつものその姿勢が勇気をくれます(瀬戸)。

このマンガの凄いところは、本当に二人の会話の展開だけで8巻中1秒も飽きることなく楽しく読めてしまうところです。

もちろん中には色々なキャラクターが登場して、舞台は奥行きを持って立体的に展開されますが、全ては瀬戸と内海を中心に展開されます。そしてあくまで舞台は川辺です。

「バトル要素がなくても楽しく読めるようになったら大人だなぁ」なんて自分に感じていましたが、派手な動きがなくてもこんなに面白いマンガがあるのかとびっくりしました。

年末年始、読むマンガに迷ったら是非「セトウツミ」のことを思い出して見てください。

私の個人的にお薦めの話は第43話「過去とファイル」第44話「未来とフォルダ」です。ラーメンズのコントを見ているような脳に気持ちがよくてめちゃ笑えるお話です。

Rohan

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