定点観測(2)

前回から1ヶ月ほどあいてしまいました。今回は日記要素薄め。どうでもいいこと多め。
観測スタート。


いたずらにクリーム舐めて覗くイチゴ あの子の"bir"の発音はきれい

この前書いた短歌です。

短歌の書き方?

致命的なことに、私はお題に沿って短歌を書くことがほとんどできない。大体パッと思い浮かんだフレーズに沿って場面を創って短歌を作る。

前述の短歌は、『あの子の"bir"の発音はきれい』から組み立てた。

好きな子と自分、誕生日パーティーの中にいる。
あの子は友達に『birthday』の発音を教えている。そのとても綺麗な声が耳に残る。
ケーキを食べているうちに指に付いた生クリーム。あの子はお行儀悪く指を舐めたあと、それを見ていた自分に気がつき、いたずらっぽく笑った。

こんな感じの話。
また、恐らく私はどんな短歌を作る時も5%くらい『本当』を混ぜる癖があるかもしれないなぁと思った。今回も若干混ぜている(わかる人にはわかるかもしれない)。

突発的な感情を元に作ると妙な作品ができるから楽しい。良し悪しは別として。


旧知のあいつ

季節はすっかり夏になり、朝晩も暖かくなってきた。すると何が起こるか?
そう、虫が増える。
特に私の住んでいる場所は山に近いため、毎年玄関の外が蜘蛛パラダイスと化している。やめてくれ。

毎朝蜘蛛に怯えながら、ゴミ捨て&出勤のために家を出る。アスファルトで舗装された道路を歩いていると、その上を動く灰色のものが確認できる。なんだろう?
じっと目を凝らすと、それはダンゴムシだった。びっしりといるわけではないが、毎秒1匹歩っているのを確認できるくらいには発生している。気をつけないと踏んでしまう。『虫を1匹も殺したくない!』と言えるほど善人ではないのだけれど、ダンゴムシは極力殺したくない。

彼らとは子供の頃よく遊んだ。今となっては触れないのだけど、当時は小さな入れ物にたくさんダンゴムシを集め(彼らからしたら迷惑な話だ)、周りに見せびらかすなどしていた(当然引かれた)。
小さな生き物たちが揃ってうごうごと移動している様子が面白かったのかもしれない。

ダンゴムシからしたらそんなの知ったこっちゃないが、彼らに対して一方的に情がある。 
だから道路を歩くときは、なるべく下を向いてダンゴムシを避けて歩っている。側から見ると怪しい人である。しかしこちらからすれば絶対に負けられない戦いなのだ。
そして彼らが冬眠する日まで、この戦いは続く。

いつもに増してくだらない話でした。
定点観測、おわり。

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