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学校行きたくないと言われ困っている親御さんへ、2学期が始まる夏休み明けに伝えたいこと

まもなく夏休みが終わりますね。

学校が好きな子どもでさえ、「夏休み終わるのやだな〜」と思いがちな時期。一方で、「夏休みが早く終わってくれないかな〜」と願ってしまうのは、私だけではないはず^^

2学期が始まったら、また子どもの「学校行きたくない」問題に向き合う日々が始まるのかと、憂鬱になっているお母さんが私の周りにもいます。

わが家では2年前は、夫の確固たる方針のもと、学校に行きたくない息子を無理やり通わせていました。

当時、息子は中学1年生。学校に通っているころは、息子からは家でも深いため息を連発し、焦燥いらだち、そして絶望感に包まれていました。

私にとっても、非常に苦しい時期でした。この子は将来どうなるのか、不安で仕方ありませんでした。親子の信頼関係なんて、なかったです。

しかし、中1の3学期のあるできごとをきっかけに、息子は学校に行かないことになりました。私はついに覚悟を決めました。

「何があってもわが子を応援し続ける」「誰になんと言われようと、わが子を守る」と心に決めたことで、私の心はかえって軽くなりました。

息子と私は本音でとことん話し合い、意見をぶつけあいました。

親子の信頼関係が生まれ、暗かった息子の表情も、徐々に明るくなっていきました。

私は彼に絶対的な信頼を寄せました。何があってもこの子は大丈夫。理由なんてないし、必要ありません。

条件づけの愛ではなく、根底にあるのは「あなたが存在しているだけで、それだけで十分だ」という感謝の気持ちです。

わが子が不登校だと、物理的な不都合がたくさん生じます。昼ごはんの用意もしなくちゃいけない。

私は自宅で仕事をしているので、体の大きな息子が家にいることでストレスを感じることもあります。

でも、人間ですから仕方ないですよね。この子がこの世にいてくれることに感謝しています。彼が今日も元気で笑顔を見せてくれて、本当にありがとうと思います。

子どもが長い人生を歩む上で必要なのは、学歴や知識ではなく、根拠のない自信だと私は考えています。この多感な時期に育みたい、そして持ち続けてほしいものは、自己肯定感です。

自信さえあれば、どこに行っても世の中がどんな世界になっても生きていけると信じています。しかし、自信がなければ、学歴や知識、お金があっても元気に生き抜いていくのは難しいでしょう。

「学校に行きたくない」とか「違和感を感じる」といったわが子の感情については、私は肯定するわけでも否定するわけでもありません。ただ、受け止めるだけです。

なぜなら、それは本人の感情であり、本人のものだからです。その人が感じていることについて、「それはちがう」「そう思うべきではない」と他者が否定すべきものではありません。

私は周りの人からのアドバイスにも反応しません。感情には良し悪しはないので、たとえ自分とちがったとしても「ふーん、そうなんだ」と受け流すだけです。とはいえ、礼儀正しい態度をとるには気をつけていますが(笑)

子どもの自己肯定感を育むには、親の絶対的な信頼が不可欠だと思います。思い込みであってもいいんです。

「何があっても、大丈夫」と信じ続けることが大切なんです。子どもが存在してくれているだけで、それだけで私は満足です。

社会の常識にわが子を当てはめるのをやめたら、私自身がだいぶ生きやすくなりました。

夏休み明けにわが子が「学校に行きたくない」と言ったら、「あなたはそう感じてるんだね」ってまずはそのまま受け入れてあげてください。

親子といえども違う人間なので、お子さんと感じ方がちがって当然です。でも、お子さん自身が感じている違和感やつらい気持ちは、どうか打ち消さないであげてくださいね。

2学期になって、「子どもが学校に行きたくない」と言っている?

社会の当たり前とあなたのお子さんの未来はどちらが大切ですか?

お子さんの未来の方が大切ならば、自分の価値観を押し付けるのはやめて、お子さんに向き合ってみてください。

学校の問題や教育のあり方が議論されているように、親が知らない問題が潜んでいるかもしれません。

もしくは、その学校はあなたのお子さんにとって環境が合っていないだけかもしれませんね。


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