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長く勤めることのデメリット

日本は長く務めた人にご褒美を与える国でした。
典型的なものが退職金制度です。
長く企業に勤めた人には、退職時にその働きに応じて金額を支払う制度です。
また、支払われた退職金には所得税・住民税が軽減される減税サービスがあります。

しかし、昔に比べて支給される退職金は減ってきていますね。
そのうえ、今後この退職金の減税サービスが見直されるという噂まであります。

現状の退職金の減税サービス金額の計算の仕方は以下の通りです
❶勤続20年以下の方は
 ⇒40万×勤続年数
❷勤続20年超えの方は
 ⇒800万+70万×(勤続年数−20年)
です。

ご自身の退職金に対する税金がいくらになるか気になる方は
以下のサイトでざっくり計算してくれます。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1292387069

何が言いたいかというと
現状、退職金は長く勤めれば務めるほど退職金に対する税金は安くなるよということです。

今後の方向性として
この退職所得控除の20年越え優遇ルールが見直される可能性があります。
見直される場合、みなさんの退職金に対する税金は高くなると考えたほうがいいでしょう。

国と企業側の気持ちとしては
『退職金の準備は自分で行ってくださいねー』
という感じです。

インボイスによって
個人事業主や免税事業者への負担は大きくなりましたが、
給与所得控除・退職所得控除へのルール是正によって
今後、サラリーマンの負担も大きくなるでしょう。

はたしてこのまま勤め続けることが理に適っているのか
それとも、副業にチャレンジして不足分を補うのか
退職金に頼らず、独立して生計を立てるのか

場合によってはiDeCoやNISAを使いながら
自分の身は自分で守るという行動が必要になってくるのではないでしょうか。

退職金に限らず、こういった制度は次々変わっていきます。
その都度、自分にとって一番良い方法とは何かを考える必要があります。

それに伴い定期的にライフプランを見直すことをオススメします。

最後までお読みいただきありがとうございます^ ^ これからも読者のみなさまに役立つ情報を提供できるように頑張ります!