見出し画像

「エンジニアでもUX的な部分を大事にして仕事をしようと思っています」 | カカリアスタジオ スタッフアドベントカレンダー2021 - Day.9

この記事は「Happy Elements カカリアスタジオ スタッフアドベントカレンダー2021」の9日目の記事です。

今回のアドベントカレンダーでは、Happy Elements カカリアスタジオのスタッフに『カカリアスタジオの仕事』をテーマにインタビューを行っています。様々な職種のスタッフが、どんな仕事を担当したのか、普段どのような考え方でモノづくりをしているのかをご紹介します。

2021年のアドベントカレンダーの9日目は『あんさんぶるスターズ!!』チームのプログラマー、T.Tさんにお話をうかがいました!

【略歴紹介】T.T/プログラマー。京都の大学に通っている時、カカリアスタジオにアルバイトとして入社。「キャットバスターズ」などの開発を経て、現在は「あんさんぶるスターズ!!」チームで活躍中。
メインの業務の他にも「キャットバスターズ -collections-」や「FALLING FOREIGN」「アヒルかも」などのリードエンジニアを担当。

大学生の時にアルバイトのエンジニアとして入社

ー 今回はプログラマーのT.Tさんにお話を聞きたいと思います。まずは入社の時の話を聞いてもいいですか?

はい。カカリアスタジオには大学生の時にアルバイトとして入社して、『キャットバスターズ』の開発チームに所属していました。リリースの少し前なので、ちょうど今から5年ぐらい前だと思います。

元々ゲームが好きだったんですが、当時RailsとかUnityを触って「ゲーム作りたいな!」と思っていた時にちょうど大学にアルバイト募集の張り紙があって、それを見て応募した感じです。
カカリアスタジオのオフィスが大学から近くて通いやすそうだったのも理由です。(笑)


ー 大学ではプログラムを勉強していたんですか?

入社前はプログラムは齧ったぐらいで、学校でプログラムを専門でやっていたということはなく、本当に少しだけ勉強したレベルでした。
なので、入社して本当に一番最初にやった仕事も……、仕事と言えるか分からないですが、Unityで「ボタンを押したらSceneが切り替わるようにしてください」というタスクでした。


― 本当に初歩の初歩ですね(笑)

最初は半分プログラムの勉強からでしたね。当時は学校に行きながら授業の無い日に不規則にアルバイトに来る、という感じでした。「このボタンを効くようにしてください」とか「このバグを直してください」みたいな小さい仕事をやっていた記憶があります。

「ネコ博士が喋ったほうが絶対カワイイじゃないですか!」

― その入社してすぐの頃の仕事で、特に印象に残ってるものはありますか?

入社数カ月後にキャットバスターズのリリースがあったんですが、その直前に「ホーム画面のネコ博士を喋らせる」という仕事をしました。

画像1

確かチーム内の「意見募集シート」の項目として記載されてたので、元々喋らせる予定はあったんですよね。 ただリリース時のスケジュールの都合で、入れられるかどうか微妙なところで……。

そこで僕が「ホーム画面でネコ博士喋ったほうが絶対かわいいじゃないですか!」と言ったらリーダーから「じゃあやってみますか?」と任せていただきました。それは印象に残ってますね。

現在は「あんスタ!!」チームで活躍中

ー 懐かしいですね。キャットバスターズでリリースの経験をして、それから約5年経った現在はどんな仕事をしてるんですか?

今は 「あんさんぶるスターズ!!Music」 (以下、あんスタ!!)チームで、主にキャンペーンなどの新規開発を担当しています。

画像2

ー 新規開発というと主にクライアント(アプリの本体)側ですか?

クライアント側もサーバー側も両方のプログラムをやってます。
サーバー側はこれまであまり書く機会がなかったのですが、『あんスタ!!』チームに異動して、ここ1,2年で書くようになりましたね。

自分にはサーバー側の経験が全然足りないなと感じていたので、『あんスタ!!』チームに入ってサーバー側のプログラムも書きたいなと思ってたんです。


ー 経験がない中で「サーバー側もやらせてください!」って言って、やらせてもらえるんですか?

そうですね、そうでした(笑)

「あんスタ!!Music」をリリース後にアイドルの誕生日をお祝いする機能を実装したんですが、その時にクライアントだけではなくて 「誕生日機能のサーバーのプログラムを書いてもいいですか!」とリーダーに相談したら、「じゃあやってみてください」と言っていただけて。

それまで『あんスタ!!』チームではサーバー側のプログラムを書く人がほとんどいなくて、リーダーがほとんど書いていたんですが、リリース直後で多忙な中アドバイスもいただきながら実装してリリースすることができました。

それからクライアントとサーバーの両方を書くようになりました。
それまでは機能ごとにクライアント/サーバーで担当が分かれていたのを自分1人で担当できるようになって、コミュニケーションコストも減って効率的に開発できるようになったと思います。

ー 最近担当した中で印象に残っている仕事はありますか?

『あんさんぶるライブ』は規模が大きく苦労したので印象に残っていますが、個人的に上手くできたなと思っているのは 『FUSION LIVE』の機能開発 ですね。

画像3

『FUSION LIVE』は選択肢によってストーリーやライブの進行が変わるイベントです。そのストーリーとライブの画面の切り替え時に、エンジニア側で黒いフェード演出を入れたりすることで画面のチラつきを抑えて、良い感じに遷移するように勝手に実装したりとか。


ー 『FUSION LIVE』でもクライアントとサーバー両方のプログラムを書いてるんですか?

僕は今はクライアント側もサーバー側も両方書くことが多いですね。
ただ全体で見ると、最近はサーバー側まで書く人は少ない気もします。社内のメンバーの専門性が上がっていく中で、片方だけ担当するというケースも多いです。
そういう意味では、状況に応じて「両方書けて素早く作れる人」も「1つの専門性が高い人」も必要だとは思いますね。 もちろんエンジニアとして何を目指したいかにもよりますが。

ゲーム会社のプログラマーに向いている人は?

ー 最後に「こういう人がカカリアスタジオのプログラマーに向いている」というのはありますか?

技術を追い求める方ももちろん歓迎ですが、ゲーム事業に興味がある方が向いているんじゃないかなと思います。

僕自身がゲームが好きで、ゲームを作りたいタイプのエンジニアなので。
カカリアスタジオの「現場に任せる」という開発スタイルが肌にあってますし、楽しいと感じています。

『トップダウン式で言われたものを作る』わけではなく、現場の裁量に任せた開発体制がカカリアスタジオの魅力 だと思います。

特に「あんスタ!!」チームで働いていると、ゲームのクオリティを担保するのはエンジニアだなと感じています。
デザイナーからUIが来たりプランナーからデータが来たりした時に、それを最後に確認して実装するのはエンジニアなのでそこに責任を保つ必要があるというか。

画像4

ゲームという事業を理解して、エンジニアでもUX的な部分を大事にして仕事をしようと思っています。

例えばデザイナーに「このUIはこれであってますか?」という質問を良くします。実装しながら違和感に気づいて指摘できるのが大切だと思っていて、そこの精度を高めていかないといけないと考えています。正しくないものをリリースしてしまうと良くないので。


ー デザイナーの立場からすると、タイトなスケジュールの中でそういう細かい部分まで確認してくれるエンジニアさんはとてもありがたいです。特にT.Tさんは積極的に他の職種とコミュニケーションを取ってくれるのでとても信頼しています。


自分の中でのクオリティラインを持っていて「ゲームとしておかしくないか」みたいなことは常に意識していますね。

この仕事をし始めてから、普段趣味で他のゲームを遊んでいるときも「このゲームの挙動はこういう考えで作られているんだろうな」ということを考えるようになりました(笑)
そういう「触りやすい」「使い心地が良い」みたいなところを多少分かるエンジニアになれるように、普段からゲームを遊んでいます。


ー ゲーム開発者あるあるですね。T.Tさんみたいな方が社内に増えてくると他の職種はありがたいと思います。

組織によってはエンジニアがそういう発言しづらい場合もあると思うんですが、少なくとも「あんスタ!!」チームにおいては、ある程度自由に言える風土があって、そこはカカリアスタジオのいいところだと思います。

(ー T.Tさんありがとうございました!)


▼T.Tさんが書かれたエンジニアアドベントカレンダーの記事はこちら

ーーー

Happy Elements カカリアスタジオで一緒に働きませんか?

Happy Elements カカリアスタジオではいっしょに「熱狂的に愛されるコンテンツ」をつくっていただけるメンバーを大募集中です!

もし弊社にご興味持っていただけましたら、是非一度
下記採用サイトをご覧ください!