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「単純に「好き」なだけじゃなくて、「自分も一緒にあんスタを良くしていこう」と思えるか」 | カカリアスタジオ スタッフアドベントカレンダー2021 - Day.5

この記事は「Happy Elements カカリアスタジオ スタッフアドベントカレンダー2021」の5日目の記事です。

今回のアドベントカレンダーでは、Happy Elements カカリアスタジオのスタッフに『カカリアスタジオの仕事』をテーマにインタビューを行っています。様々な職種のスタッフが、どんな仕事を担当したのか、普段どのような考え方でモノづくりをしているのかをご紹介します。

2021年のアドベントカレンダーの5日目は『あんさんぶるスターズ!!』チームの、コンテンツプランナー M.Sさんにお話をうかがいました!

【略歴紹介】M.S/コンテンツプランナー。2016年中途入社。『あんさんぶるスターズ!』の頃からチームに所属し、現在は『あんさんぶるスターズ!!』チームで、主にアプリ内外のコンテンツの一部監修や、CDやライブなどに関する業務を担当。

『コンテンツプランナー』の仕事とは?

ー M.Sさんは『コンテンツプランナー』という職種ですが、社外の方からすると耳馴染みのない言葉かもしれません。具体的にどういったお仕事をされているのか教えていただけますか?

そうですよね。一言でいうと 『コンテンツに関するいろんなことをやる』 仕事です。どこまでの範囲があるのかは……私も聞きたいぐらいです(笑)

私が『あんさんぶるスターズ!!(以下 あんスタ!!)』で担当した仕事だけでも、ストーリーに矛盾点が無いかなどの『シナリオチェック』だとか、実際にそれに演出を付けながらゲームに反映する『スクリプト』の作業、音声収録の立ち会い、ライブ関連など……。


ー なるほど、既に大変そうな仕事というのは感じられますね…。ちなみに、キャラクターの設定やストーリーなどを考える仕事とはまた別なんですか?

『あんスタ!!』の場合、ストーリーは日日日先生やライターチームが、キャラクター設定などは私の上司にあたる『コンテンツディレクター』の方が考えられています。

現在『あんスタ!!』のコンテンツプランナーチームは10人ほどで、コンテンツに関する様々な分野の業務に取り組んでいますね。

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「華やかなイメージがありますが、実はそれだけでもありません」

ー 弊社に『コンテンツプランナー』として入社する前は、どういうお仕事をされていたのでしょうか?

今から5年くらい前にHappy Elements株式会社に転職してきたんですが、以前はゲームとは全然関係のない会社でファンシー雑貨の企画開発的なことをしていました。
そこで何度かアニメ関係の商材を取り扱う機会があり、元々アニメなどが好きだったこともあって、そういった会社で働きたいなと考えていたんです。

元々『あんスタ!』自体を以前から遊んでいたのもあり、転職のタイミングで「Happy Elements株式会社」のサイトを見て「ちょうどいい仕事を募集してる!」と思って応募しました。


ー 前職が雑貨系だったということは、入社されたときもグッズなどを担当する職種で応募されたんでしょうか?

いえ、当時の募集職種は『アシスタントディレクター』みたいな感じだったと思います。
なので最初に担当したのは、ストーリーのスクリプト作業でした。たしか 『スカウト!千夜一夜』 だったと思います。

その後はスクリプト作業と並行して、CDや楽曲関連の窓口担当をしたり、『ぶくスタ(あんさんぶくぶスターズ!)』の監修をしたり、イベント中の『ミニトーク』のテキストを担当したりしました。あ、その途中でボイス収録の担当にもなったりしています。

1,2年ぐらい経って新しい方が増えてくるにつれて、スクリプト系の仕事からは手を離れて、今は監修の仕事が多くなってきましたね。

『あんさんぶくぶスターズ!』
大川ぶくぶ先生による四コマ漫画。通称『ぶくスタ』。M.Sさんが「大川ぶくぶ先生にあんスタの四コマ漫画を描いていただく」というアイデアを提案し実現。監修を担当されています。

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ー 目まぐるしいですね(苦笑) CDや楽曲の担当を任されたということですが、おそらく当時まだ弊社にはCD監修についてのノウハウが多くはなかったと思います。どういう経緯で担当に指名されたのでしょうか?

当時ちょうど 『あんさんぶるスターズ!!Music』 の制作の話が出る中で、音楽制作の機会が増えるのを見越して「社内で担当を立てよう」というタイミングでした。

そこでチームリーダーから「主担当 兼 外部との窓口係をやってみませんか?」と言われて。
楽曲制作に興味はあったので 「じゃあやってみます」 と。


ー リーダーからの指名だったんですね。そういう事はよくあるんでしょうか?

そうですね、最近ですと 『スタライ(あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE)』の時もそうでした。
「モーションキャプチャーの監修とか興味ありますか?」と聞かれて、「興味あります」と答えたら「じゃあやってみましょう!」という感じで(笑)


ー そうしていきなり担当になられたわけですが…ぶっちゃけた話、大変じゃなかったですか?

すごく大変でした!!(笑)

それまで『コンテンツディレクター』の方が一人で担当をされていたのですが、その過去のやりとりを見たり相談しながらなんとか……という感じでしたね。

中でも特にCDの制作で 『あんスタ!アルバムシリーズ』 の監修が特に大変だったのを覚えています。

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アルバムシリーズは監修物が多かったので、当時のデザイナーや他の方と連絡を頻繁にとる必要があって……。メールがすごい数になっていたのを覚えています。他にも、CDについてくる『ブックレット』の企画監修もしていましたし。
大変でしたが、ユーザーの皆さんからも良い評価をいただけて、凄くやりがいはありました。


ー 『コンテンツプランナー』という名前だけ聞くと、「華やかな仕事」の印象を受けますが……

実際はそれだけではないというか……(笑)
でもとても楽しい仕事ですよ!

ー ちなみに最近は他にどういった仕事をされているのでしょうか?

最近主に担当しているのは 『ボイス収録』 ですね。

音響スタッフのかたと一緒に収録に立ち会って、現地やリモートで声優さんの収録されている音声を聞いて、「このセリフは少しイメージと違うので、もう少しこういう感じでお願いできますか?」というような監修指示をしたりしています。

例えば「キャラクター的にはそう言いそうだけど、ストーリーの流れ的にそれだとニュアンスが合わない」という場合などは、音響監督さんに「ここってこういう言い方にしたら違和感ありますか?」という感じで相談しつつやったりしますね。


ー ということは、当然ですがストーリーを全部把握して、しかもキャラクターの個性もちゃんと把握しておく必要がありますよね。

それが50数キャラ分、1セリフごとに考える必要があって、当然言い間違いのチェックなども集中して行う必要があり……。
しかも全員が同日に行うわけではないので、何日にも分けて出張に行って……という感じですね。(笑)


ー 漠然と『ボイス収録』というと楽しそうな仕事のように感じますが、実は想像以上に大変なんですね。

私も元々アニメや声優さんが好きでしたが、担当としてそういった個人的な部分は無くしています。あくまで仕事ですので。

「任された仕事に対してポジティブに取り組めるか」

ー 元々アニメやゲームが好きだったということですが、入社した前と後で、そういったコンテンツに対する感覚は変わりましたか?

そこまで大きく変化はしていないですね。

ただ以前までは何かのキャラクターを見た時に、1つの面だけをみて「このキャラ好きだな」と思っていたのが、今は自分が作る側というのもあり「このキャラこんなに深いんだ」と感じたり、別の一面まで見れるようになりましたね。


ー なるほど。M.Sさんが考える、弊社のコンテンツプランナーは どういう人が向いている思いますか?

私自身があらゆる仕事に対して「未知の世界」というか新しい経験ばかりだったので、そういう意味では色んなものに興味を持って取り組める人が向いているのかもしれません。
任された仕事に対してポジティブに取り組めるかどうかもあると思います。


ー それは必要な素質かもしれないですね。特に『あんスタ!!』の場合だと、これまでにない新しい取り組みにたずさわる機会も多いと思います。

何にでもチャレンジ精神を持つことも大事かなと思います。
私自身は先輩のされている仕事を見て覚える派なんですが、社内には過去のやり取りの記録もたくさんあるので、自主的にそういうものを見ながら勉強することも多かったです。


ー 確かにここ数年で入社されている方を思い返すと、自分から積極的に仕事を取りにいっている方が多い印象ですね。

ですね。外部とのやりとりだったり「ウキスタ」を立ち上げたり……やっぱり 『やる気』のある方が多いです。
自分から「やります!」と言ってくださることも多くて、仕事に前向きだなという印象はありますし、そういう方が『あんスタ!!』には向いているのかなと思います。

スキルやコンテンツの理解という部分も大事ですが、熱意といいますか、「あんスタが好きで、あんスタをより良くしていきたい!」という気持ちが大事ですよね。単純に「好き」なだけじゃなくて「自分も一緒にあんスタを良くしていこう」と思えるかどうかが。


ー 『あんスタ!!』に限らず、カカリアスタジオのタイトル全体がそういう傾向があるかもしれませんね。では最後に、『コンテンツプランナー』を目指されている方に一言メッセージをよろしくおねがいします。

『コンテンツプランナー』は、特にキャラクターに深く関わることができます。「キャラが好き」という方と一緒にキャラクターを育てていけたらなと思っているので、意欲のある方がいらっしゃれば、ぜひ『コンテンツプランナー』として応募していただければと思います。


(ー M.Sさんありがとうございました!)

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