【新しい夏の午前中です】


このところ雨が降りつづいていましたが、けさから、いい天気です。光は透明で若葉は輝き、まさに風薫る五月です。

初夏(はつなつ)の
 電気流るや
  in Body

初夏のさわやかなエネルギーが、体に入ってきて、精気があふれてきました。ほんとうに、いい季節になったことだなぁ。

自作を自分で、解説して、鑑賞しています。

だいたいの方は、そう思われるでしょう。
実は、この句にはカラクリがあります。医療関係者は、分かるかもしれません。
けさは8時50分から、リハビリがありました。若い女性の理学療法士との会話です。

「まずベッドに横になってください」
「はい。いい天気になりましたね」

「初夏ですから」
「ただ、横になればいいのですか」
「はい。手と足に電極をつけて、電気を流し、インボディで、筋肉と水分の量を測ります」
「‥‥」

初夏。電気を流す。インボディ。これをそのまま並べれば俳句になる。
聞いてみると、i n B o d yで、体成分分析装置とのことでした。

病気にならなければ、決して詠めませんでした。俳句の種は、どこにでもあるのですね。それを見つけて育てればいいだけ。あまりにも簡単な創作の秘密でした😇

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