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MBAデザイナーnakayanさんが議論する「有志4人による春日部市の未来をディスカッション」

MBAデザイナーnakayanさんのアメブロ:2018年6月24日付


以下は、2018年6月11日に投稿させた春日部市議会議員のいわや一弘議員のfacebook投稿記事を読んで、私を含めた春日部市内に住む有志4人によるディスカッションになります。

<いわや一弘さん>
【驚きの答弁】
11日、山口剛一議員(前進かすかべ。未来の会)の質問にて、新たな驚きの答弁がありました。

①現在でも人口減少傾向にあるが、市長選で石川市長が公約した人口1万人増の具体的な政策は?
→国機関の試算だと10年で2万人減少する。これを様々な政策で1万人減少に留めると、春日部市総合戦略で掲げている。この差引き1万人が、1万人増やすという市長公約との合致だとのこと。

②現在でも市長は、鉄道高架は10年で完成すると各所で話されているが、本当に大丈夫なのか?
→設計が3面7線から、4面8線に変わったので、少し長引くと考えられる。(期間は示さず)

①については、2万人減る予定を1万人減にするのだから、1万人増やしたことになる?これを聞いた市民のほとんどが、まやかしと思われるのではないでしょうか。
②については、6月号の広報かすかべで、1・2・3ページ特集を組んでいましたが、相変わらず、良いことしか書かれておらず、工期が延びることには一切ふれられていません。

このような姿勢が、市民の皆様の信頼を大きく失わせていると感じました。


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<RE : nakayanさん> to : ALL
①の人口減問題に関して。内閣府発表の年齢区分別将来人工推計(図1-1-3)によると、国民総人口は2030年・2020年比で約5.03%減です。
(参考URL:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html )
若干ズレは生じますが、概算としてこれを、春日部市人口235,244人(平成30年6月1日現在)に当てはめ、約10年後を計算すると221,061人になります。約14,000人減ということになります。20,000人減少は過大予測ではないのでしょうか? 国会における働き方改革の裁量労働制をめぐる厚労省の調査データと同じで、基本となる数値が間違っていれば、その後の議論は無意味です。


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<RE : Aさん> to : nakayanさん
でも合併前は春日部市が約24万、庄和町が3万でしたから、もっと減るかも知れませんよ


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<RE : nakayanさん> to : Aさん
Aさん、いいご指摘ありがとうございます^ ^
では逆に、内閣府の年齢区別将来人工推計から、2020年・2010年比で考えますと、約3.1%減になります。これを春日部市に当てはめますと、春日部市の人口は2010年時点では242,744人だったことになります。実際に2010年の人口を 春日部市人口統計の平成20年(http://www.city.kasukabe.lg.jp/shisei/tokei/jinkou/jinko2005-2017.files/h17-h29jinkou.pdf)より確認してみますと約240,000人~241,000人で、国民総人口統計と誤差はあまりありません。
内閣府予測を参考にして問題ないと言えるのではないでしょうか^ ^


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<RE : Aさん> to : ALL
市長には客観的に判断していただき、相応の政策を考えて欲しいですね


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<RE : Aさん> to : ALL
提案するだけなら誰でも出来ますかね


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<RE : Bさん> to : nakayanさん
全体平均と個別推計は当然のことながら異なるので、「春日部市が他の自治体と比して人口減少率が高い」というテーゼを念頭に置くのであれば、一つの正解でしょう。
誤差があるとはいえ、逆算して過去の人口が導出可能だからといって、推計がそのカーブを追従するとはまったくもって言えないですしね。
その意味では2万人の減少はあながち過大とは言い切れないでしょう。


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<RE : nakayanさん> to : Bさん
私はBさんほど政治に詳しくないので、良く分からないところもあり、テーゼという言葉も使ったことがなく「残酷な天使のテーゼ」くらいしか耳にしたことがありません。
春日部市の人口減少率は、全国約1,700市町村の内どこの市町村と比較した際に高いとされているのでしょうか?
仮に、全国的に人口増加率が高い市町村と比較しても、テーゼにはならず「残酷な天使のテーゼ」になってしまうのではないでしょうか?^ ^
春日部市ではどのような要因が人口減少を加速させているのかという裏付け要因を明確にしないと、曖昧な推測でしかないと私は考えます^ ^


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<RE : Aさん>to : nakayanさん
単純に税金や家賃が高いのと優遇措置が周辺の市町村より少ないのが要因かと


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<RE : Bさん>to : nakayanさん
「テーゼ」とは命題の意で、論理学の基礎的な用語です。「その命題を真であると仮定して議論をすれば」というような意味合いになります。
テーゼは論理的な思考と推論の帰結を導出するために置く「設定」であって、実数値での議論はあまり意味のあるものではありません。

ただ、少なくとも草加や越谷よりは人口減少率が高いのは事実ですし、春日部より北に位置する宮代よりも高いのは刮目すべき事態です。

裏付け要因はあくまでも「春日部の人口減少率が他と比して高い」ことが真であると確定した上での議論とはなりますが、始発駅の存する宮代が春日部よりも人口減少率が低いことを考慮すると、交通の利便性がかなり大きい要因なのではないかと個人的には考えています。
もちろん複合的な要因が存在しているでしょうから、始発駅はごく一部のファクターなのかもしれませんが。


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<RE : nakayanさん> to : Aさん
Aさん、ありがとうございます。確かに仰る通りですね^^
税金や家賃が高いことや優遇措置が少ないのは人口減少率を高める要因になりそうですね。しかし、国の統計的データによる人口減少率を大幅に高める要因には残念ながらなりません。つまりは、14,000人減少から500~1,000人くらい増加の要因にはなりますが、6,000人増加の要因にするには難しいと言えます。

税金に関しては国税、県民税、市民税のうち市民税のみの差になりますのでこれが大幅に高める要因とするのは難しいと言えます。

家賃に関しては、基本的には不動産オーナーはボランティアではありませんので、必ず不動産市場に関しての市場原理が働きます。つまりは、市場ニーズが高ければ家賃は高くなり、市場ニーズが低ければ家賃が安くなります。家賃相場が高いということは、春日部市に住みたい人が多いということになりますので、人口減少率とは相反する関係ですね。

最後に、Aさんの方がご存知だと思いますが約35年前くらいの私たちが子供の頃は、越谷市よりも春日部市の方が優遇措置が充実していたと聞いています。例えば、幼児の予防摂取などは、当時は越谷市は有料なのに春日部市は無料で羨ましがられていたとも聞いています。最近は、どうなのでしょう?宮代は財政が豊かで、優遇措置が充実しているとは聞きますが、具体的にどうなのかは不明ですね^ ^


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<RE : nakayanさん>to : Bさん
Bさん、ありがとうございます^ ^
「テーゼ」とは倫理学の基礎的な用語なんですね。難しいですね。私は倫理学系はあまり好きではないので知りませんでした^ ^

>テーゼは論理的な思考と推論の帰結を導出するために置く「設定」であって、実数値での議論はあまり意味のあるものではありません。
ということは、実数値を伴わない命題から導き出される結論というもの、結局のところ実数値を伴うものではなく意味あるものにならないということではないのでしょうか。

>少なくとも草加や越谷よりは人口減少率が高いのは事実ですし、春日部より北に位置する宮代よりも高いのは刮目すべき事態です。
確かにそうですね。もしかしたら、草加や越谷の人口減少率を下げることに、春日部が大きく貢献しているだけではないでしょうか?
具体的には春日部市民は、私やBさんを含めて「思いやりがあり、いい人ばかり!」ですので、東京に少し近いだけで偉そうに振る舞っている草加や越谷の人たちであろうとも、わざわざ自分たちの市から、「どうぞ、どうぞ!」と人口を移動させてあげているだけではないのでしょうか。
そう考えると、春日部市民が、「思いやりがあり、いい人過ぎる!」のが問題ですね!^ ^

交通の利便性に関しては、人口減少率を高める要因の一つにはなりますが、国の統計的データによる人口減少率を大幅に高める要因には残念ながらなりません。


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<RE: Aさん>to : nakayanさん
宮代は財政悪いですよw
良かったのはかなり前の話です
町営のものがかなり減って「売り」に出してるほどですから
越谷は子供への手当て等が多いみたいですね


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<RE : nakayanさん>to : Aさん
今は越谷の手当が多いのですね^ ^
Aさんの家賃のお話に追記として、Aさんの仰る通りに、春日部市内で人口減少率が高く家賃が高いという矛盾が起きている状況ならば、入居可能な物件の絶対数が不足している可能性も高いですね。潜在的ニーズは変わらないにも関わらず、物件が足りていない状態です。最大の要因は、武里団地であり、これが継続的な人口減とは別の断続的で急激な人口減を数年前までもたらし、ここ10年くらいは緩やかで継続的な人口減が続いており、今後は武里団地を切り離した継続的な人口減が起きると見るのが妥当ではないかと私は考えています。
物件不足の要因として、空き家の放置もその一因とも考えられます。
春日部の人口減は、ただ単に入居可能な物件数を増やすだけで回復させることが可能かもしれませんね^ ^


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<RE : nakayanさん> to : Aさん
しつこくスミマセン。おそらく、武里団地跡、または、それに匹敵する規模の集合住宅で、今後30年~50年の新たな働き方のスタイルにマッチした、物件を供給すれば、人口はある程度復活する可能性が高いですね^ ^ 新たな働き方のスタイルとは具体的には、週に2・3日は都内に通勤するが、それ以外はSOHOスタイルの自宅で仕事が可能であったり、併設されたサテライトOfficeやコワーキングスペースで勤務可能などの物件などですね^ ^ 越谷や草加にはない、都内と春日部の距離感があるからこそ価値が高まる物件たちですね^ ^


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<RE : Aさん> to : ALL
春日部はマンションが飽和状態なのでどうでしょう?
東口に限ってですが満室のマンションはありません
タワーマンションですら空きがあります
新しく出来るマンションも動きは鈍いようです
しっかり状況を見てから建てて欲しいですね😣


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<RE : Aさん> to : ALL
マンションと建てるなら病院、保育園、幼稚園を併設したものも建てて欲しいです


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<RE: Cさん> to : Aさん 
マンションより一軒家の方が資産価値は高いです。将来の建て替えを考えると一軒家はスムーズです。公務員住宅とか社宅はタワーマンションみたいので良いと思います。病院託児所は併設に賛成です。


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<RE : Aさん> to : Cさん 
戸建ての方が売れてる感じします😊


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<RE : nakayanさん> to : Aさん and Cさん
なるほど!これまで通りの頭をつかっていないつまらない住宅は現状でも、かなり売れ残っているということですね^ ^ 春日部に住もうと考えている人たちは、今後どんな住み方をしたいのか、今後働き方がどう変わるのか、どんな働き方を望んでいるのか、ということが考えられた、ワクワクした未来につながる住宅が必要ですね^ ^

・春日部市建築基準条例(新)「ワクワク規制」・・・新たな建築物を建てる際は、未来につながるワクワクした要素が1つ以上ない限り、建築確認申請を許可しません!


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<RE: Cさん> to : nakayanさん
個人的には所沢のような発電会社を春日部でも運営したいと思います。春日部市に2割株式を保有してもらえば株主配当金で市の財政を黒字化したいと考えています。電力は古利根川の流れで発電します。アメリカの発電機械を輸入します。うまくいけば春日部市の電力は自給自足出来るので無料なので人口も増える予定です!地域未来投資促進法によって成功したら波発電も考えています。


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<RE : nakayanさん> to : Cさん
素晴らしい未来像をお持ちですね^ ^ 古利根川の水流を利用した省電力発電や波発電!古利根川は予想以上に川風が強いので風力発電もいけそうですね^ ^ 交通量の多い橋を利用した振動発電もミックスすると更に現実化をおびますね。5年後(2023)をめどに実現しましょう!!


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<RE : Cさん> to : nakayanさん
春日部市のビジネスコンテストに出します。事業認定が可能なら未来投資も受けたいです。


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<RE : nakayanさん> to : Cさん
独自性を強みとするのではなく、他の市で既に実行されている類似するビジネスモデルや、春日部市でこれまでに行ってきた類似するビジネスモデル、民間での成功事例などを多く集めて、コンテストに参加された方がいいですよ^ ^
市のみならず国を含めて、役所の人たちは前例がないのを嫌う人たちですが、逆に前例があると説得されやすい人たちとも言えます^ ^


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<RE : Cさん> to : nakayanさん
考えるのは税金の一部を資産運用ですね。電力は老朽した橋を作り直す時には発電が出来る橋にしたいと考えています。川の水力発電と車で振動発電です。


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<RE : Aさん> to : Cさん
予算はどのくらいかかりそうですか?


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<RE : Cさん> to : Aさん
発電の予算ですか? 
今は別の会社に試算を御願いしてます。川の流れは一定なので、流れで発電量×時間を出します。売上高は買取価格も影響します。
太陽光と違い夜間と雨も発電するので回収金は計算が立ちます。あとは工事金額です。ものすごい渇水だと採算は合いません。利益率があれば株式市場に上場させて売却益で発電機を増設、株式配当金で春日部市の福利厚生を充実させられます。設営前には環境調査も必要ですし、橋の修理費用を発電で賄えます。水質浄化も可能です。


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<RE : Aさん> to : Cさん
総費用ですね
古利根川は冬は場所によってですが大人の膝下くらいまで減りますが、渇水まではいかないですかね
市は全て費用が出てから精査するでしょうから


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<RE : Cさん> to : Aさん
河川法で古利根川になると手続きと損益分岐点が不明なので会の掘り川で発電して利益が出て規模を大きくする作戦です。古利根川はアメリカの浮上式を考えています。


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<RE : Aさん> to : Cさん
うまく行くと良いですね
東京オリンピックを目標に完成すればアピールできそうですしね


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<RE : nakayanさん> to : Cさん
すごい!KPIもすでに考えていらっしゃるんですね!
小水力発電を少し調べてみましたが、水力発電の原理は基本的な原理と同じで位置エネルギーを運動エネルギーに変換する仕組みなので、小水力発電であろうとも高低差がKFS(key factor for success)になりますね^ ^ 古利根川は基本的には高低差がないので、設置するならば堰(せき)を作る必要がありますね。寧ろ、農業用水路や下水処理、工業用排水などの利用を考えた方が現実的ですね^ ^
加えて、法律面がかなりネックになりますね^ ^
(参考資料:全国小水力利用推進協議会HP より)
http://j-water.org/about/#about01


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<RE : Cさん> to : nakayanさん
はい。小水力利用の集会に参加して勉強になりました。アイデアは、例えばサッカー場で雨水を貯めて排水で発電とか、高層マンションでは太陽光で屋上にポンプして落下で位置エネルギーをサイフォンの仕組みで発電に変えます。


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<RE : Cさん> to : nakayanさん
堰にする時には橋にする予定です。


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<RE : nakayanさん> to : Cさん
恐らく、堰は治水の観点から法的な許可がおりませんね。加えて、建設コストがかかり過ぎます。更には、国はスーパー堤防系の治水ではなく、ビオトープ系での治水を進めています^ ^
河川での小水力発電案はもう一工夫必要そうですね^ ^


<RE : いわや一弘さん>
皆様コメントありがとうございます。
人口推計は、
国立社会保障・人口問題研究所のものです。
http://www.ipss.go.jp/



中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。
お問合せ先 : nakayama@jdmri.jp


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