人間の猫化
今回の政治資金パーティ問題については、今騒がれている政倫審を含めて、資金作りそのものよりも政治家の報道後の対応や発言が、何でこんなに酷いのか、不思議というか呆れるというか、政治がここまで劣化していることに反発を超えて恐ろしさを感じます。
そんなこと昔から分かっていたことだろう。と言われる方もおりますが、本来、困っている人を助けるために権限を得ている政治家が、ここまで自己保身だけの存在になってしまっている現実に率直に驚くと共に、情けなさ、不安感を感じます。
報道からはもう何がなんだか分からなくなっていたのですが、理解するヒントを佐藤優さんが教えてくれました。つまり彼らの行動の本質は「自己保身」にあり、猫を研究したら理解できるとのことです。
※佐藤さんは所謂猫派、私は犬派なので気付きが遅れました。
猫は善悪の基準ではなく、快・不快で動きます。不快な選択は極力避けて、気持ちのいい選択をする。それに自己保身という基準が合わさると、普通の人からすると理解できない矛盾した行動になるのですが、本人の中では一貫しているとのことです。
地球の支配権は人類から猫に移ると予言した人がいたそうですが、もうすでに人間の上層部は猫化してしまっているようです。
私は元々犬派で、最近猫の可愛さも分かってきたのですが、やはり猫(猫化した人間)に政治は任せてはいけないし、危険であると思います。自分以外の立場・心情を理解して、必要な対応をするのが政治の本質で、それが機能しているのが一人一人が幸福になれる社会だと思います。