ねこまるサキコ

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わたしがやらかすようになった訳

私の実家は裕福だった。大手のサラリーマンの父と社会活動に関心のある専業主婦の母、姉と私が家族構成だ。 両親は父母とも高学歴で、どちらもいわゆる旧帝大の出身だった。そして、母は学歴があるのに社会に貢献できずに、妻として母として家におさまる生活に鬱屈しているようだった。 両親はたびたび私たちの前で喧嘩をした。幼い私たちが泣いても縋っても喧嘩は終わらない。そのうち私は自分が家庭内で「少しのろまだけれど、心根が優しいオトボケな子供」になることで家庭内が和むことに気づいた。 昔から察し

    • 「やらかすワタシ」と「まともなワタシ」

      人には光陰があると言われるが、そのコントラストには個人差があるだろう。 私は得てして、このコントラストがクッキリとした人間であると自覚している。 陽が沈むと女衒に早変わりする、陽の下限定の聖職者と同じなのだ。ただ、女衒と聖職者の間には薄いガラスの衝立がある。互いの姿は認識していても触れることはおろか声を聞くこともできない。 女衒と聖職は干渉し合わない。夜職のワタシ と昼職のワタシは干渉し合わない。それでなんとか砂の城のバランスを保ってきたのだった。

      • noteを始めたのは人生を振り返りたくなったから

        35歳を目前とした今、人生を振り返るようになった。もっと年上、人生の諸先輩方からすると35なんて人生折り返しにすら辿り着いていない若輩者、そんな若造が何を振り返ることがあると鼻で笑われるだろう。 しかし私は振り返る。今までの「やらかし人生」と「マトモな人生」を。

        • 自己紹介

          こんにちは。ミドサー二児の母をしながらフルタイムで働いています。 機能不全家庭に育ちました。摂食障害、うつ、依存症、風俗での勤務経験等、ずいぶん彷徨った人生ですが今は随分落ち着きました。 自分の経験をもとに、人間関係や人生において学んだ事を発信していけたらと思います。

        わたしがやらかすようになった訳