ほっと一筆「教科書と春」

2023.3.6

季節らしい童謡や唱歌には、その歌を歌っていた気候の思い出も含まれるからか、たまに聴きたくなることがある。


学校で習う合唱曲や文部科学唱歌は、歌詞に組み込まれた情景を読み解く授業もあったので、大人になっても(大人になったから?)その景色に遭遇すると歌が紐付くんだろう。


卒業シーズンで春待ちの今日このごろだと、『早春賦』とか『旅立ちの日に』など。
もう少ししたら『朧月夜』を聴きたくなると思う。



もちろんポップスでも春になると聴きたくなる歌はたくさんあるのだけど、ひだまりのそわそわした教室で歌った記憶を想起させる唱歌も同じように思い出されるのだ。

(最近の小中学校の音楽の教科書がどんな感じなのかも気になる…)


同じく教科書で春に紐づくことといえば、谷川俊太郎の『春に』だろうか。


合唱曲にもなっているけれど、大人になってようやく、あの詩の言葉一つ一つの意味を噛みしめる。



春という独特の、何かが生まれくる季節だからこその気持ちを代弁してくれているような気がする。



本日も華やかに、たくましく行きましょう!



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