目の疲れの意外(?)な原因
「目が疲れてつらいんです」
目が疲れるような心当たりを聞くと、「仕事でパソコンをよく使うので」「スマホの見過ぎ?」というような答えが返ってきます。
確かにそうかもしれません。
ただ、目は感情に反応するという事実も忘れないでください。
昔から「目は心の窓」「目は口ほどに物を言う」と言われてきたのは何故でしょうか。
それは、目が心理状態を表すからにほかなりません。
目の状態は感情に反応して生理的に変化します。
怒りや恐れは目に余分な力が入ります。
自分で試してみるとよく分かりますね。
怒った時と笑った時の目のリキミの感覚を比べてみてください。
ふだん自分の目のリキミに気づくことはありませんがイライラしている時は常に目に力が入っています。
余分な力が入った状態がつらいのは筋肉のコリと同じですね。
われわれの体は感情に反応して状態が変化します。
緊張とリラックスのバランスは目にも影響しているのです。
目の疲れは画面を見る時間の長さや文字の大きさだけでは決まりません。
対処法として、疲れた目を癒やすにはどうしたらいいでしょう?
予防法として、目が疲れない為にはどうすればいいでしょう?
「緑を見るといいよ」
「蒸しタオルやマッサージが効果的では」
「目薬やサプリメントはどうだろう」
一般に自分の外側の何かで対処しようとします。
それが悪いと言うのではありません。
ただ自分の外側の何かを利用しようとするその前に、内側にある自分の気分に意識を向けてみませんか?
目の疲れと自分の気分の関係を観察してみてください。
目の疲れは心の疲れを表していることがあります。
このような場合、まずは考え事から離れましょう。
リラックスして気分良く過ごすことが疲れ目の対処法にも予防法にもなります。
自分の体は内側から変えることが出来るという事をぜひ思い出してください。
自分の外側の何かを利用するのはそれからでも十分間に合います。
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