セラピストよしひろ

「痛み」の理由を見つめたい整体師。症状は体に現れるこころの声であり、自分を知ることにつ…

セラピストよしひろ

「痛み」の理由を見つめたい整体師。症状は体に現れるこころの声であり、自分を知ることにつながります。自分を知ることは生き方をととのえることにつながります。自分と、社会と、自然と、調和した生き方を整体を通じてお伝えできるのではと考えています。YouTubeチャンネル有。

最近の記事

目の疲れの意外(?)な原因

「目が疲れてつらいんです」 目が疲れるような心当たりを聞くと、「仕事でパソコンをよく使うので」「スマホの見過ぎ?」というような答えが返ってきます。 確かにそうかもしれません。 ただ、目は感情に反応するという事実も忘れないでください。 昔から「目は心の窓」「目は口ほどに物を言う」と言われてきたのは何故でしょうか。 それは、目が心理状態を表すからにほかなりません。 目の状態は感情に反応して生理的に変化します。 怒りや恐れは目に余分な力が入ります。 自分で試してみるとよく分か

    • 肩こりのレシピ

      整体・マッサージでほぐしてもいつの間にかカチカチの首肩。 塗り薬、飲み薬、エクササイズ、低周波、鍼灸 … 何をやっても楽になるのはその時だけの頑固な肩こり。 自分がどのようにして肩こりを作っているかご存じですか? え? 自分が作ったものではない? そう思っている方ほど肩こりを根本的に改善するチャンスになるかもしれません。 ジェームズ・アレン著『 原因と結果の法則 』には、このように書かれています。 " 環境と戦うとは自分の内側に原因を養いながら外側の環境に戦いを挑

      • 痛みの心当たりはありますか?

        痛みの治療に来られた方に痛みの心当たりについて尋ねると皆さんほぼ同じような答え方をされます。 『○○した時に△△な格好になり無理がかかったのだと思います』 『痛くなったのは、立ち(座り)っぱなしが悪かったのかも』 『仕事でよく腕を使うからでしょうか』 このような感じです。 <体の使い方>によって、筋肉や関節に過度の負担がかかって痛くなった印象があるのですね。 痛みの原因を振り返ることはとても大切です。 ただ、この理由だと「ケガ」か「筋肉疲労」「筋肉痛」になりませ

        • 痛みの価値は何か?目的論でみる痛み

          不快でつらいだけと思われている痛みには目的がある。 不快だからこそ、つらいからこそ、痛みは大きな価値を持つのだ! ヘンな事を言っているように聞こえるかもしれませんね。 国際疼痛学会の痛みの定義にもあるように、痛みという現象は個人的な感覚体験です。 主観の感覚体験ですから当人による意味づけができます。 同じ痛い体験なのであれば、自分にとって役に立つような解釈をしてみたい。 そのような視点から痛みの目的を考えました。 なぜ原因ではなく目的なのか? 目的を考えること

        目の疲れの意外(?)な原因

          死によせて

          人の死は肉体で体験するステージの卒業 肉体を持つことでしか体験できないことがあったから、この世に肉体をもって生まれてきた 死は肉体があると体験できないステージの始まり 魂は永遠だ 天に還るという 大地に還るという 海に還るという 宇宙に還るという 決して寂しくなんかない 還っていく母なるところがあるのだから 僕らはそこから生まれてきたのだ 故人がしてくれたこと 愛情をもって接してくれた場面の数々 笑ったり怒ったり泣いたり 思い出は故人が与えてくれた

          痛みをなげくのか?生かすのか?は自分で決められる

          YouTube動画でも簡単に話しましたが、生き方につながる大切なことだと思うので内容を改めて書くことにしました。 「大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」とは心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。 医者もサジを投げるほどの大病から奇跡の回復をした方の中には、命を脅かしたその病気を「神様からの贈り物」だったと表現する方も多いそうです。 痛みもまた「与えられたもの」と考えることは出来ないでしょうか。 同じ痛い体験であれば、より自分の

          痛みをなげくのか?生かすのか?は自分で決められる

          「症状をつくったのは自分である」という考え方のメリット

          「あの人とは考え方が合わないな」と思ったこと。     誰にでもあると思います。   ただ、ご存知でしたか?   自分の考え方は選べるということを。       すでに持っている考え方の多くは無意識のうちに身につけたものだと思います。   しかし、意識をすることで変えることが可能になります。   今回は、積極的に治るためにいいことだらけのこんな考え方はいかがですか?という話です。       「寒さのせいかな」   「これって天気痛?」   「そういえば昨日仕事で座りっぱな

          「症状をつくったのは自分である」という考え方のメリット

          ダイエットが成功しない理由

          やる気はあるのにダイエットが成功しないのはなぜでしょう? 今回は「食べる誘惑に勝てない」について考えてみます。 先に言うと、これは根性の問題ではありません。 食べ過ぎることが太ることにつながっていると感じている。 食べることを制限することでやせたい。 でも、食べる誘惑に勝てずいつも失敗してしまう。 いつものパターンから卒業するために「食べるまいと思っているのに食べてしまう」のはなぜか?を考えてみましょう。 この場合、普段から食べることが気分転換や不満解消の手段になっ

          ダイエットが成功しない理由

          関節の変形 ~変形が目指すもの~

          誰もが知っていて、日常的に体験している事なのに忘れがちなこと。 体というのは目的に応じてかなり変化するという事実。 重いものを持つ機会が多いのであれば、求められる筋力に応じて筋肉は太くなり筋力も増していきます。 筋力トレーニングはこの応用ですね。 速く走ろうと練習を重ねることで、求められる速さに応じて速く走れるようになっていきます。 運動をすると、求められる強度に応じて動きを支える骨が強くなっていきます。 使い方によって体の能力や状態は変化します。 さて、関節の

          関節の変形 ~変形が目指すもの~

          関節の変形 ~原因とされる加齢について~

          前回は、『レントゲン写真に写る関節の変形と痛みは関係ないですよ。なぜなら・・・』という話でした。 次は『痛みと関係ないならば、なぜ関節は変形するのだろう?』というテーマにしました。 ここに体のすばらしさを感じるからです。 痛みの原因にされてしまうなんてとんでもない! 関節が変形するその理由を考えていきたいと思います。 一般には、関節が変形する原因は加齢だと言われています。 この説明だけだと『そうか、歳のせいなんだな』で理解が終わってしまうかもしれないので補足します

          関節の変形 ~原因とされる加齢について~

          レントゲン写真で痛みが分かるか?

          骨(関節)の変形が痛みの原因だ、と思い込んでいる人は多い。 「自分だけ」で考えると、確かに結びつけやすいイメージだと思う。 でも、少し考えてみてほしい。 そう結論づけるには矛盾がありすぎる。 客観的に見てみたい。 レントゲン写真を見て、痛みの程度を言い当てられるだろうか? 逆に、痛みの程度からレントゲン写真を予想できるだろうか? レントゲン写真の骨(関節)の変形がひどいほど痛みもひどいのだろうか。 痛みが強いほどレントゲン写真の骨(関節)は変形しているのだろうか。 レ

          レントゲン写真で痛みが分かるか?

          顎関節症の知られざる原因

          ”顎関節症”と名付けられた体の状態があります。 程度は色々ですが、口の開閉時に痛みや違和感があってつらい状態です。 そして顎の動きに関する筋肉がこわばり、症状に影響を与えています。 このようなことがなぜ起こるのでしょうか。 いつも同じ側で噛んでいる? 噛み合わせが悪い? 首のコリや体の歪みが原因? これらも関係なくはないでしょうが決定的ではありません。 むしろ、根底にあるのは案外このようなことだと感じています。 ▶言いたいことがあるけど言わずに我慢している ▶言いたくな

          顎関節症の知られざる原因

          治癒力を高める意識の力

          すぐに良くなる方は無意識に使っている!? 症状改善のスピードに差が出る「意識」の使い方とは! これから紹介するのは、関節や筋肉に現れる痛みに対して「意識」を変えるだけで症状が改善されていく方法です。 薬とちがい副作用はなく、エクササイズのように時間をつくる必要もありません。 「痛い」と感じた時に意識をある方向に向けるだけ。 お金も時間も一切かかりません。 その方法とは、「痛み」ではなく、痛いながらも「出来ている事」に意識を合わせること。 例えば、イスから立ち上がろうとす

          治癒力を高める意識の力