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ドアの前に置かれていた、謎のクリスマスプレゼント in 仏バスク地方暮らし

短いクリスマス休暇が終わって家に帰ると、ドアの前に何かが立てかけられていました。

近寄ってみると、チョコレートと手紙です。

手紙の内容は時間をテーマにした詩で、「時間は有限だから大切にしようぜ」みたいな内容でした。
差し出し人は、「下の階の住人」とだけあります。

2ヶ月ほど前に、ケーキや菊の花がドアの前に差し出し人不明で置かれていたのですが、もしかすると、この人だったのかもしれません。

下の階の人に会ったことはないのですが、サーフボードを抱えて、家の中に入っていく後ろ姿だけ見たことがあります。

一時期、週に5日ほど、夜中の2時から4時までパーティーをするのがうるさすぎて、般若心経をかけて応戦したことも。

その後、アパルトマンの管理人さんにやんわりと苦情を伝えたら、ピタリと静かになりました。

その時に管理人さんが、「下の人は悪い人ではないから安心してね」と言っていたのですが、どうやらそのようです。

手紙の最後には、「追伸:勉強頑張ってください。プロセスを楽しみ、結果にこだわるのを辞めましょう」的なことが書いてあります。

私、学生ではないのですが…。
バスク地方では、通年を通して部屋を借りられない独特の風習があり、大学生だけが家を借りる雰囲気があります。なので、きっと私のことも学生だと思っているのでしょう。

下の人に会ったらギョッとされてしまいそうなので、私は母親という設定にしようかしら。ひとまず、年が明ける前に何となく謎が解けてよかったです。

手紙と一緒に置かれていたチョコレート

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