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未来を妄想したら止まらない件

いつも読んでいただいてありがとうございます。
今回は、いつも以上に役に立たない話をずっとしていきます。
ラジオパーソナリティー気取りのように。
そこを楽しんで読んでもいいよ、という方、どうぞよろしくお願いいたします。

以前、コロナ感染して、長めの休みをもらったことを書いた。はじめに感染した息子の濃厚接触者に当たるとして4日間休んだ後の自身の感染。土日の休みも加わって気づけば12連休。産休・育休で休んだ時以来の自由な日々。部屋に籠っていなくてはならないので、動ける世界は狭かったけど、スマホもあるし、いくつかの漫画と本があれば、心は快適に過ごせた。

私は48歳。子供の独立まであと3~5年ほど。
子供がいるから、と言い訳していた時代がもうすぐ終わりを告げる。
ムスメから誕生日プレゼント何がいい?と聞かれて「自由な一日」と言っていたのに、特別な日でなくとも、自由に時間をカスタマイズできる日が、ついにそこまで来たのだ。今回の長い休みの中で気付いてしまった。
定年で仕事を辞めて、子供に手間をかける時間がなくなった時、果たして私は、何に時間と労力を使うつもりなのだろう。

私の実母は、定年退職してから、自宅の畑をいじって野菜を作ったり、カイロプラクティックで肩関節体操を教わったり、ごく普通に穏やかな日常生活を楽しんでいる。好きな歌手のコンサートにはいくようだが、熱狂的に通うことではないようだ。私の父とも仲良くやっていて、二人でよく買い物に出かけている。

そういう過ごし方もいいが、私は穏やかには過ごせない。家から外へ、より遠くへ飛び出していきたい思いが顔を出す。

夜寝るとき、頭の中で妄想する。目を瞑ると、あれこれ想像が膨らんでいくけど結局寝てしまって、いつも考えたことがふわふわ曖昧になってしまう。
5年後に早期退職してどう過ごすかを文章におこしたら、何かしら想像の色や形がはっきりするかもしれない。
健康な動ける身体で、多少の経済的余裕もあることを前提にした(都合がいいとは思いつつ)やりたいことを、備忘録として書いてみようと思う。

➀ ぼっち旅行に行く
47都道府県すべての地に降り立ちたい。もっと知らない土地の空気感を味わってみたい。当たり前だけど、私がその土地に出向くことで、出会える味や人がいて、生の方言を耳にすることができる。異空間で脳がリフレッシュできる感覚が、ひとりの方がより強く感じられる気がする。旅の相方がいると、相手の話や表情に感覚が持っていかれて、その土地の記憶が薄れるし、疲れちゃう。
写真はあまり撮らなくていいから、映えるところよりも、皆がよく行くところをめぐる。九州だったら鹿児島は行ったことあるから、それ以外の6県を一週間以上かけて電車で移動するとか。静岡県で美術館縛りでもいい。推しの藤井風君の生まれた地元に行けたら鼻血出て一生忘れないと思う。
とはいえ、かなり私は忘れっぽい。旅行した先で、ちゃんと日記をつけておこう。使った路線名、お世話になった人の名前、印象的なエピソードなど、文字にして記憶を強化していく。
今からグーグルマップに行きたい観光地や経由地をお気に入りマークして、日本列島を♡だらけにしておこう。
一方で、老後の資金を削ってでも行きたいのは、アメリカ・ロサンゼルスのドジャーススタジアム。もちろん、大谷翔平選手。彼のホームランを観れたら、一生分涙渇れるまで泣くと思う。

➁筋トレ狂いになって限界に挑戦
認めてほしい私なので、自宅で筋トレではなく、しっかりお金を払ってジム通いをする。専属トレーナーに褒められながら、徐々にウエイトを増やしていく。
一年ほどたったところで、腹筋が割れた体を子供たちに披露。「あんなに怠惰だった体はどこへ行った!?」と驚く子供たち。私はニヤリと笑う。
ウエイトトレーニングもいいけど、キックボクシングもストレス発散にいいし、ボルダリングで上まで到達する達成感を味わうのもいい。
長旅には体力が必要だ。➀と➁はセットでやる。

➂マンガ喫茶に毎日入り浸る。もしくはみんなが集まるマンガ喫茶を開店。
私はライトノベルや小説も好きだが、漫画は特別。一瞬でパラレルワールドに没入できるし、懐かしいあの頃へタイムスリップできるし、主人公が自分であるように錯覚できる貴重なツール。しかもアニメにもなっていれば、世代や国籍を超えて共通の話題となりえる。
ドラゴンボールやスラムダンク、ハイスクール奇面組、キャッツアイ、電影少女、タッチ、シュート!、ときめきトゥナイト、ホットロード、みかん絵日記、大奥、天智と天武、私の地球を守って、BASARA、動物のお医者さん、オタクに恋は難しい、and more…。今、ぱっといえるだけでもこんなに読みたいものがある。あー、マンガ喫茶に今すぐ行きたい!
晩ごはんの支度があるから家に16時までに帰らないと、なんて考えずに、携帯の電源を切って、時計を無視してマンガの世界へ没入。身体が痛くなるのが先か、飽きるのが先か。ご飯を食べず、ポテトチップスのコンソメ味だけ食べながら読んでいたい。
勿論、個室でゴロゴロして集中して読みふけってもいいのだけど、20畳くらいのだだっ広い畳部屋で、周囲の人の存在を感じながら、足の短い長テーブルで胡坐をかいて、ずっと読み続けられるような場所を、自分で作ってもいいなと思う。マンガ喫茶だから漫画を読む目的の場所なのだけど、格安にして、ガヤガヤ喋るのOKにして、親の帰宅が遅い小学生から散歩がてらの高齢者までの自宅以外の居場所になったら、自分もずっとマンガ読んでいられるし、みんなの憩いの場になるしと、いいとこどり。維持するのにいろいろ大変なのだろうけど、楽しいことだけ集めた妄想。

④地元密着のコミュニティーラジオ局に勤めて、地元を盛り上げる。
でも、ないんですよ、地元にコミュニティーラジオ局なんて。現実は資金繰りが難しいらしいから、完全にひとり妄想ディレクター&パーソナリティー。
果樹が盛んな地域だから、地元ラジオ局ができたら、リスナーはたくさんいると思う。地元ニュースはもちろん、近所のあのお店の店主がコーナーに出たり、中学校高校の生徒がパーソナリティになって最寄り駅のラジオブースから放送したり、地元のマラソン大会に出場する県外選手に地元方言クイズを出して正解したらすてきな地場産製品をプレゼントしたり。企画はなんぼでも出るよ。
開局からYouTubeを活用。開局2年で、人気番組をポッドキャストで世界配信。開局5周年記念に私の好きなラジオパーソナリティー、ジェーン・スーさんと堀井美香さんをお呼びして、『over the san』ばりのおばさんトークをして、お二人に「沖に出て、ここまでよくやった」と言われたい。
これも夢のまた夢の中の、都合のいいことばかりを切り取った妄想。他力本願のおとぎ話。脳内会議でなら、面白いことが考えられるのに。
私のこの妄想が、もっと具体的な企画書になるには現実味のある知識と地元愛と人脈作りが必要。

もうすぐ50歳。
残りの20~30年、自分のためだけに自由に生きていいよね。
好きなことして生きていいよね。
死生観いろいろあるけど、私は、次また人間に生まれ変わることはない、と思っている。私が産まれたのは本当に偶然だと思っているから。
未来を妄想するのは楽しいけど、実践しないと死ぬ間際、後悔すると思う。

そのために、今は畑を耕して、種を蒔いて一歩ずつ進んでいく。始めることに、早い遅いは関係ない。年取った分、計画的に叶えていくズル賢さがある。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
あなたの5年後にやりたいこと、叶いますように。


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