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#53教育はやはり子供が主役

皆さん、こんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事にたどり着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

今回は、本日読んだ書籍について話題にいたします。
2020年11月に出版された「FUTURE EDUCATION!学校をイノベーションする14の教育論」というものです。
教育界においては、有名な方へのインタビュー記事を書籍にまとめたものです。
元校長、現職教員をはじめとして、ノーベル賞受賞者、児童精神科医、一般企業の方、YouTuberと様々な方が登場いたします。

読むのは2回目となるのですが、前回読んでからだいぶ時間がたちました。
共通して言えることは、「教育は子供が主役であり、子どもがどう学ぶかを教師が考え続けることである」ということです。
そして、このことを学校に関わる人が一緒になって考えていくことが大切であり、とても楽しいですよね。
なぜならそこに待っているのが「子供たちの笑顔」や「子供たちからのありがとう」だからです。
自分自身の名誉や実績以上にこのようなことが待っているかと思うと、やる気が出てきますよね。

前回の記事に書いた通り、思い切って削減しないといけないこともあります。
それは、子供たちと関わる時間を増やすためにも重要なことです。
そして、具体的に何を実行し、何を実行しないと決めるのかは学校だけです。
そう、教育委員会にそれは最終的にはできません。
なぜなら文部科学省や教育委員会は振興基本計画のようにあくまで方針を示すだけですから。
もちろん無茶な方針を打ち出してはいけないですし、削減してもいいんだと学校が思えるような計画を示す必要があります。
でも、最終的には学校が判断できるよう、私も学校と関りを重ねていきたいと思います。
そのためには、学校現場の先生方と話をして、何が困っているのか、どんなやりがいをもって新たなチャレンジをしているのかを聞く必要があるんだなと思いました。

最後に、この本を読んで賛同したことがあります。
教育とは文化を学ぶことでもあります。
日本文化を学びつつ、新たなことも受け入れていく必要があります。
どうして最近はカタカナの言葉が増えてきたのでしょうか。
その背景はどのようなものなのでしょうか。
ノーベル賞受賞者の野依良治さんもこの書籍の中でおっしゃっておりました。(文中そのままではなく私の言葉に置き換えています。)

なぜ指針と言わずにガイドラインというのか、意見公募がパブリックコメントというのか・・・ということです。

今でこそたくさんのカタカナ語が当たり前のように出てきていますが、漢字の方がイメージが付きやすいですよね。
エビデンスよりも根拠、コンプライアンスよりも法令尊守の方が分かりやすくないですか。
それは私達が日本人であり、日本語を使い続けているからです。

日本語を勉強しているアメリカ人にとっては恐らく、ガイドライン、パブリックコメント等の方がイメージがつくでしょう。
なぜなら英語を使い続けているからです。

他にも書籍の中には、太陽系の惑星(水星、金星、火星、木星、土星)を英訳したときでは、その背景が全く異なることが言われております。
日本語(中国由来ですが)は5行説、英語ではローマ神話の神々(JupiterやSuturnなど)が背景にあります。
だから、言われた瞬間にピンとくる言葉が違うのです。
それを伝えるためにも、社会も含め日本語を大切にした方がよいのかなと思いました。
確かに、現代は英語という世界の流れはあります。
でも、日本語よりも英語の方を使いこなさなければならない人は多いはずです。
これが不易ではないのかなと感じました。

私がフォローさせていただいている方もこの記事でおっしゃておりましたが、自分をありのまま開示していきたいというものに刺激を受けました。
私もその時感じたことを大切にし、記事にしていきたいです。
もしかしたらあとから振り返って記事を見たら、「何を書いているんだ!?」と思うかもしれません。
それを含めて自分ですからね。
これからも自分らしくありのままで発信していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気付きがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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