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違和感をスルーしない


長期の入院中、何回も病棟を移動した。(良くわかっていないが、色々なルールがあるらしい)そんな入院生活に耐えられなくて、1度目はまさに無理矢理、ゴネまくって退院させてもらった。そんな結構荒れ気味だった時期にいた病棟の看護師長さんがもうすぐ退職されるらしい。
何ヶ月も前から気になっていた。こんな風になるんじゃないかと何となく想像もしていた。

今日の通院時、待ち合い横の廊下ですれ違う時、思わず声を掛けた。「大丈夫ですか?」
笑顔で「お話しがしたいんよ。連絡してもいい?」と言われた。
「勿論です!」

私と話したところで結論が変わる訳ではなかったかもしれない。答えは彼女の中にしかないのだから。
それでも、ちゃんとお話しを聴きたかった、納得できる答えを出すために。寄り添って頷くだけでも。

「みんなの話を聞いて、過去のモヤモヤをいつの間にか未来の話に変えてしまう時、いい顔してるんよ、病人だけど(笑)」
「...?そう...なの...?」
「これでも看護師だからね、良く見てる(笑)」

患者と医療従事者の間柄じゃなくなったら、今度は良い友人になれると信じられる。
たとえ今日では遅すぎるタイミングだったとしても、声をかけないよりずっと良かった。

頭ではわかっているのに、相手の立場を考えて変に周りを気にして話しかけるのを躊躇ったり、忙しそうだから今度にしようと思ったり...。
そして、また後悔する_。
人見知りとか気ぃ遣いとかで、また後悔することになりそうな時、今度は「違和感はスルーしない!」って言い聞かせよう。
また同じことを繰り返さないために。
また同じことを繰り返したくないから。

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