ヨーロッパ発の庶民のブランドも日本に来ると高級感が出たりオシャレになったりするの?
お金を使うのは嫌(つまりケチ)だが、高級感あふれる生活をしたい私である。
先日もファーストクラスのフライトや高級ホテル滞在をした話を読んで、「私もこんな旅がしたい!」と騒いでいる。
そんな私はオーディブル(聞く本)に夢中なのだが、そこで最近聴いたのはこれだ。
もちろん、本を選ぶ際にポイントになったのは「上流階級」という言葉が入っていたからだ。
この本でも高級感漂う生活が垣間見れるのであろう、とワクワクしながら聴いた。
全4巻だが、4巻全てオーディブルになっている。実に楽しく聴かせていただいた。おかげで掃除がとても捗った!
有名百貨店で買い物をするという経験ですら数えるほどしかない私には、ましてや外商なんて「へ〜そういうサービスがあるんだ!」と初めて知った次第だ。
主人公はデパートの外商部に所属している。訳あって、なかなか好感の持てる男性の同僚と一緒に高級マンションに住み、仕事で成果を出している。話自体はとても面白かった。
余談だが、その同じマンションに住んだ枡家修平という男性、「こんな男性が身近にいたらなあ」と思ってしまった。ゲイだがら恋愛関係に陥る心配もなし。オーディブルでの枡家修平の声が好みだったのもそう思わせてくれた一因かもしれない。
それにしても、この外商を使えるような人は私には無縁なほどのお金持ちさんだ。
はっきり言おう、羨ましい。
で、今回、何を書きたいかというと、この本の中で主人公の鮫島静緒の顧客の一人が新しくマンションを買い、家具などを百貨店などで買い求めているのだが、その新居の家具を買ったお店の中にイケアが入っていたことだ。
ちょっとびっくりしてしまった。イケアだよ。私の愛するイケアだよ。
私はイケアに行くたびに別のブログに記事を書いているくらい、イケアが好きだ。なぜって?それは
「まあまあのデザインで欲しいものが格安に買える」
つまり私の手にも届く商品があるからだ。
節約しようと思えば、ここドイツだと
食料品はALDI
家具はIKEA
衣類はC&A、H&M
これはほとんど常識だ。周りを見回してもイケアの家具にアルディの食べ物、という家は多い。
私は節約の大家なので、普段の買い物はALDIというディスカウントストアで済ませ、家具などが欲しくなるとまずはイケアに車を走らせる。
こんな私がよく行くお店であるIKEAに、デパートの外商を使うような人も買い物をするのか!!
いや〜嬉しいではありませんか?だって私は高級な暮らしがしたいのよ。
これで私もデパートの外商を使う人と同じお店のものを買っているわけよ!?
確かに最近のイケアのものはデザインも良いものが結構ある。
そのせいか、「これはイケアのデザインを真似たな」と思うものを別のスーパーで(高級家具店ではない)見かけることも多い。
私のイケア製品のお気に入りはRÅSKOG ロースコグというワゴン。これはテレビドラマでも使われているのを見たことがある。
それから金属製で取っ手が木製のバスケットRISATORP リーサトルプだ。
この2つの製品は確かにデザインもとても良いし使い勝手も良いと思う。
だが、物によっては「できるだけ安く作れるようにこのデザインにしたのだろうなあ」というものもチラホラ見られる。
庶民の味方のような手頃な値段で買えるお店といえば、C&AやH&Mもそうだ。
私がドイツに来たばかりの頃は衣類やアクセサリーが欲しくなるとC&Aに行っていた。
ある日、広島の繁華街を歩いていたらC&A(ベルギー)のお店があった。「おお、日本にもあるのか!」と入店したら、なんとそこはオシャレな服を売るお店だったのだ。
ドイツのC&Aとは違った。
H&M(スウェーデン)の日本での評判は知らないが、銀座にお店があるのを見て「へえ〜日本だとH&Mでもオシャレなお店なのかな?」とも思ってしまった。まあ、今は銀座にはユニクロもあるけれど。
H&Mでは私は子供の雨の日用のズボンと自分のタンクトップしか買ったことがない。いずれもオシャレとは程遠いものだ。
数年前にH&Mの銀座店の前を通ったら店内もスマートだった。(店の中には入っていないが)私がよく行っていたH&Mは店内はワゴン商品が溢れていた。商品は乱雑に並んでいた。
オシャレっぽさがなかったH&Mのお店だが(ドイツでもお店によったらオシャレなのかもしれない)そこで買ったものを「どうかしら?これ、H&Mで買ったのよ!」と自慢しても良いだろうか?
真っ黒のタンクトップではダメか…
調べたら2015年にはテレビドラマ化されているのだとか。ちょっと見てみたい気がするが、原作を読んだ小説のドラマ化されたものは自分の脳内で描かれたドラマとは違ってしまってがっかりすることもあるから…
やめておこうか。
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