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#57 「どうありたいか」問いかけ行動する

 あなたは職場で、どんな人、どんな看護師でありたいと思って働いていますか。

 私は、「一緒に働いて負担にならない人」「また一緒に働きたいと思われる人」でありたいと思っています。
 あっさりしていますが、この中には色々な要素が含まれています。

 まず、「一緒に働いて負担にならない」ということは、信頼して仕事を任せられるということです。自身で判断ができ、ひと通りの仕事を行うためには、それなりの知識や経験が必要になります。
 患者さんからの信頼も、仕事ができてこそ得られるものであって、同僚のの負担になっている方が患者さんから信頼されていた例を私は知りません。
 もちろん、経験がないから、短いからダメというわけではなく、その経験値に見合っているか、仕事への取り組み方がどうなのか、という部分で信頼度は変わってきます。

 次に、「また一緒に働きたい」ですが、これは「一緒にいて苦にならない」ということです。具体的には、人のせいにしない、他力本願ではない、話し合いができる、他人を見下さない、攻撃的な態度をとらないといったことになります。これらは、一見当たり前のことのようですが、多くの方はできていません。
 看護師はどうしても複数名がチームになって業務をしていきます。ですから、自己主張が強すぎても弱すぎてもうまく回りません。そして、ただでさえストレスが多い業務の中で、人間関係のストレスを増大させるような人とは、できるだけ一緒に働きたくないと思うのが正直なところです。

 冒頭の質問をされて、患者さんから信頼される人になりたい、〇〇の資格をとる、△△ができる人になる、バリバリでなんでも知ってて動ける看護師になりたい、といった目標をあげる方も多いでしょう。
 具体的で明確な目標があるのなら、そこに向かって進んでいけばいいと思います。

 一方で特に目標もなく、お給料をもらえればいい、というスタンスで働いている方も少なくありません。「お給料をもらうから、その分はきっちり働こう」という考えの方もいますが、惰性的な態度で仕事に臨む方も一定数いるのも事実です。その場合、”何もしない” ”明らかなやる気のなさ”など、本人が気づいていないところで、同僚に悪影響を与えてしまっていることがあります。

 どういう立場、意気込みで働くにしても、「こうありたい」「こうはありたくない」という、ある程度の”思い”をもって行動すると、圧倒的に周囲と上手くやっていき易く、働きやすい環境をつくれます。

 あなたは職場で、どんな人、どんな看護師でありたいと思って働いていますか。

 

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