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#11 仕事に対する姿勢:やる気が出ないとき

 仕事への姿勢は他の人にも影響を与えます。

 気持ちが乗らない時だからこそ、いつもより慎重に気をつけないと、周りに迷惑をかけるだけでなく、あなた自身の評価も下がってしまいます。 
 

1.仕事への姿勢

 ・一人前になれるように必死に頑張ってる方
 ・今後のキャリアアップに備えて、情熱的に取り組んでいる方
 ・トラブルなく1日が過ぎればいいなと思っている方
 ・とりあえず、お給料をくれればいいやと考えている方

…など、さまざまだと思います。

2.看護は良くも悪くもチーム、一人の態度が他にも影響する

 どんな思いで仕事をしているかにかかわらず、看護はチームで行われているということを忘れてはいけないと思っています。

 こんなことがありました。若いスタッフが、「やる気でないんだよね」と言いながら仕事をしていたら、それが仕事内容にも反映されていました。
 あらゆることが雑になり、患者さんからは対応が悪いとクレームが来て、コメディカルからも「あの子の態度なに?」とクレーム。スタッフは、彼女に同調して椅子に座って話す人もいれば、彼女の態度に怒って、イライラし始める人や直接本人に指導する人…。とても殺伐としたナースステーションでした。

 たった一人、あからさまにやる気のない態度をとると、周りの人たちの足も気持ちも、ものすごく引っ張ります。
 引っ張られ方は人それぞれです。同じようにやる気を無くす人もいれば、そんな態度をとる人に怒りを感じる人が出てきます。相手への信頼をなくし、分裂が生まれ、お互い疑心暗鬼になってしまいます。
 そしたら、チームワークができないし、いい看護なんてできませんよね。

3.仕事中ということを自覚する

 看護師も人間なので、仕事だけではなく、プライベートでも、嫌なことや、悩むこともあると思います。気持ちの切り替えが、上手くできないこともあるかもしれません。
 ただ、それをありのままに体現していたら患者さんからも、同僚からも信頼を失います。いち社会人として、自律(自分を律すること)ができていないということだからです。

 患者さんにとって看護師は、看護師です。看護師として患者さんの前に立ったら、あなたの気分は関係ありません。やるべき仕事をしなくてはいけません。それが仕事です。

 プライベートでは、あなたが不機嫌そうにしていたり、だらっとしていたら、気を使ってくれたり、それでもいいよ、言ってくれる人もいるかもしれません。
 けれど職場はそうではありません。同僚はあなたの友人でも恋人でも家族でもありません。仕事をする上での職場での自分本意な言動は、どれだけ社会人として未熟なのかを露呈させるただけで、誰ひとりとして同情も同意もしません。

4.気持ちを切り替える方法を見つけよう

 どんなにやる気がなくても、働かなくてはいけない時は、幾度となくあります。気持ちが落ちているときほど、気をつけないと、大きな事故につながってしまいます。

 「調子悪いな」「やる気しないな」と感じたら、自分なりの気持ちの切り替え方法を見つけましょう。
 更衣室で着替えたら仕事モードになる、仕事が終わったら好きなことをする、好きなものを食べるから、それまで頑張るなど、あなたにあった方法を見つけて、コントロールして行きましょう。

まとめ

 「気持ちが乗らない」「やる気がない」ことは誰にでも起こりますが、気持ちを切り替えず仕事をすると、患者さんにも、同僚にも迷惑をかえるし、あなたの信頼もなくなります。
 自分にあった気持ちの切り替え方法を身につけ、あなた自身が気持ちをコントロールしてましょう。

 

 


 

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