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行く川の流れは絶えずして①

家族に連れられ、行って参りました。京都府京都市へ。
忘れないうちに記録、します。

「前職のダメージからの回復が遅い」のに、次の「仕事」や「就職活動」から離れない私を見かねて、
東京住まいの弟が、
「それなら、思い切って京都に行きましょう」
と。(????でした。)
いつの間にか日程も旅程も決まり…

東京駅で、蟹さん仕様のお弁当を「はい、これね」と渡され…

蟹さん仕様のお弁当

東海道新幹線に乗り、お弁当を黙々と食べながら、
物理的に「就職活動」から離されました。

それまでは、「なるようにしか、ならない!」と思いつつ、
「行動あるのみ!」とイノシシのように行動していたので、
「やる気スイッチ」ならぬ「強制終了ボタン」をポチっとされ、
「休みに行く」ということを決行された次第です。

頭の容量オーバーに気を付けながらの旅は初めてです。
(母同伴なので、要所ごとに「気を付けるようにね」と言われました)
名古屋駅に着くころには腹をくくり、旅行者になる決意を固めました。

余談ですが、東海道新幹線に乗るにあたり、使用された切符は「タイムスタンプ」方式のものかなと思われるものでした。技術の進歩を目の当たりにし、「興味のわかないことにとことん興味のない私」にとって、「視野を広げるきっかけ」になったものでした。

「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。ひともすみかもかくのごとし。」(方丈記 記憶ままに)

「川の流れは絶えることはなく、水もそのままであることはない。澱みに浮いている泡は、消えたり、つながったり、そのままとどまっているようではない。人間も住むところもそのようである。」(私訳)

泡に見立てた社会と自分を想像しながら、京都市で何を見て、何を感じて、何を考えるのだろうと、緊張と、好奇心と、少しの眠気と。
約2時間と少しの間、新幹線に運ばれました。

新幹線内で見えた川



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